【三国ボート・ルーキーS第8戦優勝戦】前田翔 1年半ぶりのV「長かった。でも冷静だった」

2024年4月18日(木)15時44分 スポーツニッポン

 前田翔(24=愛知)が5コース差し切り。1年半ぶり2回目の優勝を飾った。人気の佐藤隆太郎は2着。3連単は5万円超えの大波乱だった。

 足は6人の中でワーストだった。しかも5号艇。それでも勝てるのがボートレース。めったにない最高の1Mが大事な優勝戦でやってきた。

 「展開です。足も劣勢でした。あんなに追いかけられるんですから。でも、冷静に走れました」

 枠なり3対3の進入から予想もできない1Mが待っていた。4カドの新開が飛び出し、3コースの村上が握って応戦する。さらに2コースの原田も握る形。さすがにインの佐藤隆も握らされてしまう。

 1Mに広大な“空き地”ができた。5コースの前田が悠々とブイ際を通過する。佐藤隆の猛追をしのぎ、1年半ぶりのVゴールを駆け抜けた。

 「長かったですね。優勝戦には乗っていたんですけど、勝てなくてずっとプレッシャーがありました」

 22年の10月に浜名湖で優勝してから、優勝戦では13連敗だった。

 「これからはG1に呼んでもらって活躍できるように、もっと頑張りたい」

 3度目の栄光も、すぐそこにあるはずだ。

 ◇前田 翔(まえだ・かける)2000年(平12)3月17日生まれの24歳。愛知県出身。愛知支部。19年5月に124期生として、とこなめでデビュー。20年1月とこなめで初1着。22年10月浜名湖で初優勝。今回はその時以来の優勝。1メートル67。血液型A。篤哉、滉で3兄弟レーサー。

スポーツニッポン

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