小林夢果 トラブルショットを自信に初Vへ1差2位で最終日へ 「追う立場なのでちょっと楽」
2025年4月19日(土)17時43分 スポーツ報知
笑顔で1番ホールをスタートした小林夢果(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー KKT杯バンテリンレディス 第2日(19日、熊本・熊本空港CC=6565ヤード、パー72)
1打差4位から出た小林夢果(ヨコハマタイヤジャパン)は5バーディー、3ボギーの70で回り、通算6アンダーの2位に浮上した。「自分が2日目でなかなか伸ばせないのを分かっていたので、こうして2つ伸ばせたのは大きい」と胸を張った。
1番で1・5メートルを沈めて幸先良くバーディー発進。5番も伸ばしたが、続く6番ではフェアウェーにキャリーしたティーショットが大きく跳ね、左の崖下まで落ちた。グリーン面が全く見えない状況からの第2打をピン左1・5メートルへ乗せた。惜しくもバーディーはならなかったが、スーパショットを披露。「ライが平らで狙えたので運があった」と笑った。7番でもティーショットを林に打ち込みながらパーをセーブ。「きょうはどうなるかな…?という展開でしたけど、パーを拾えたことが自信になったし、あすへつながる」とトラブルショットを手応えに変えた。
自信はつかんだものの、「きょうみたいなゴルフはしたくない(笑) ティーショットが思うようなところにしっかり打てていれば、もっとセカンドが楽になる」と反省点を口にした。この日のフェアウェーキープ率は28・57%にとどまり、改善を急いだ。
初優勝へ向け、最終日は1打差を追いかける。「(優勝は)あまり意識していない。追う立場なのでちょっと楽」と自然体で臨むと話した。21年から4年連続で初優勝者が誕生している今大会。流れに乗り、プロ4年目での悲願を目指す。