ソフトバンク・山川「明日もホームランを...」 本拠初どすこい披露 移籍後初の猛打ショー

2024年4月20日(土)6時0分 スポーツニッポン

 ◇パ・リーグ ソフトバンク9−7オリックス(2024年4月19日 ペイペイD)

 本拠初どすこい!ソフトバンクの山川穂高内野手(32)が19日、ペイペイドームで移籍後初アーチを放った。5—4と勝ち越した4回に左中間席へ4号3ラン。初回、6回には適時打を放ち、今季初の3安打で5打点と大暴れした。打線はオリックス・山下から4回までに8点を奪う猛攻。剛腕を鮮やかに攻略し、両軍合わせて25安打16得点の打ち合いを制した。

 打った瞬間にスタンドインを確信する一振りだった。4回、4番・山川が会心の一発を放った。5—4と1点を勝ち越し、なおも2死一、三塁の場面。最速160キロを誇る剛腕・山下が投じた152キロ直球を完璧に捉えた。驚異の打球速度182キロで白球は左中間スタンドへ。「しっかりと自分のバッティングができました。大きい追加点となるホームランになって良かったです」と喜んだ。

 移籍後の本拠地初アーチ。2打席連続グランドスラムを放った13日の西武戦(ベルーナドーム)以来の4号3ランだった。ベンチ前では恒例の「どすこいポーズ」を鷹ファンの歓声をバックに力強く決めた。

 前カードの日本ハム戦は2試合ノーヒット。前日に自宅で素振りをして修正をかけて臨んでいた。この日は「4打席、全部同じことができたのが一番良かった。(本塁打も)完全に納得です」と振り返る。小久保監督も「今日は真っすぐをしっかり打ちにいけそうな雰囲気があった」と振り返った。

 初回1死一、二塁では山下の直球を捉えて先制の中前適時打。両軍打ち合いの中で8—7と1点差に迫られた直後の6回には、2死三塁の好機で吉田から貴重な左前適時打を放った。5打点の活躍で移籍後初の3安打猛打賞も記録。ヒーローインタビューでは「一昨日まで全然だったんですけど。いつも近ちゃん(近藤)にお尻拭いてもらっている。今日は僕が頑張って打ちました」と声を弾ませた。

 王貞治球団会長も満面の笑みだった。「打った瞬間、ホームランだったよね。ホームラン自体が試合の流れを変える。山川はそれをずっと量産してきた」。山川とは打撃談議を交わし、本塁打にこだわり、技術を追求していることを知っている。「それがないとね。野球はこれでいいというのがない。相手もマークしてくるしね」と大きくうなずいて球場を後にした。

 「明日もホームランを打てるように頑張ります」と山川。17試合で両リーグ断トツの21打点。強力打線の4番として驚異的なペースで打点を稼いでいる。 (木下 大一)

スポーツニッポン

「ソフトバンク」をもっと詳しく

「ソフトバンク」のニュース

「ソフトバンク」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ