「鍵は5番打者」球界OBが指摘する 阪神が目指すアレのための「必勝法」

2023年4月21日(金)13時1分 ココカラネクスト

調子が上向かない佐藤輝明、本人の悩みも深い(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 阪神は20日の広島戦(甲子園)に5−7の逆転負け。壮絶な打撃戦を繰り広げたが、あと一歩及ばなかった。

 先発の西純矢は4回途中自己ワーストの5失点。初回に2失点、味方が逆転した後の4回にも代打の松山竜平に適時打を浴びるなど粘れず、今季2敗目を喫した。

【動画】期待の若手、西純矢も波に乗れず。20日の広島戦では4回一死満塁で代打・松山竜平に走者一掃となる適時打を浴びたシーン

 打線ではロマン砲、井上広大に適時打も飛び出すなど明るい材料もある中、一人、かやの外となったのが「5番・三塁」で先発出場した佐藤輝明だった。19日の試合で今季初適時打、マルチ安打をマークと復調が期待されるも、この日は4打数無安打と逆戻り。2点差を追う9回無死一、二塁の好機に左飛に倒れた。

 すでにスタメン落ちも経験、ただ岡田監督は開幕前から、4番・大山、5番・佐藤に関しては主軸として打順固定を打ち出している。粘り強く若き大砲の復活を待っているが、なかなか兆しが見られない。

 悩める大砲、佐藤をめぐっては球界内からも様々な考察の声が出ている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた野球解説者の高木豊氏は20日に更新した自身のユーチューブチャンネルで、各球団の3連戦の戦いぶりを振り返る企画の中で、佐藤の状態についても言及している。

 阪神・広島との3連戦の内容を振り返り、高木氏は2戦目に先発し、好投した現役ドラフト組の大竹耕太郎の好投をたたえつつ、3戦目で注目したのは佐藤輝だった。この日の試合、1〜4番が複数安打で11安打とチャンスメイクしながら、5番を打つ佐藤輝がノーヒットと完全にブレーキになってしまった。この試合に関して高木氏は「サトテルが1人ノーヒット、阪神のこれからのキーは5番バッター」として、「5番が打たないと点になってこない」として改めて、佐藤輝に奮起を求めた。

 また今後に関しても「そのままサトテルに5番を打たせるのか、もしくは変えてくるのか、考えなくてはいけないだろうね」と首脳陣が打順変更の可能性も出てくると予想した。

 開幕から貧打にあえいでいたチームもここにきて佐藤輝以外の打者に当たりが出始めている。現在ヤクルトに並んで首位を走る阪神が目指す「アレ」のために次はどんな手を打ってくるのか。今後も智将・岡田監督の起用含め注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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