失意のホイール破損。オジエ「レッキで見逃していた」/WRC第4戦クロアチア デイ1後コメント

2023年4月22日(土)13時50分 AUTOSPORT web

 4月21日、同日から23日にかけてクロアチアの首都ザグレブを拠点に開催されるWRC世界ラリー選手権第4戦『クロアチア・ラリー』の競技初日は、SS1〜8が行われ、ヒョンデ・シェル・モビスWRTのティエリー・ヌービル/マルティン・ウィダグ組(ヒョンデi20 Nラリー1)が総合トップに立った。そんなラリーの初日を終えた各陣営からドライバーコメントが発表されている。


■Mスポーツ・フォードWRT


●オット・タナク(#8 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ1総合3番手


「トリッキーだったのはスタートだ。このようにスタートするのはいつも難しいものだが、1日の後半はもっとまとめ上げることができた」


●ピエール-ルイ・ルーベ(#7 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ1総合6番手


「フロントにはハードタイヤを履いていたけれど、ドライブするのにすごくトリッキーだった。ハイブリッドを失ったようだし、左のリヤタイヤがバーストしたようだ」
※いずれのコメントもSS8後のインタビューより。

ピエール-ルイ・ルーベ(フォード・プーマ・ラリー1) 2023年WRC第4戦クロアチア・ラリー
オット・タナク/マルティン・ヤルヴェオヤ組(フォード・プーマ・ラリー1) 2023年WRC第4戦クロアチア・ラリー
オット・タナク(フォード・プーマ・ラリー1) 2023年WRC第4戦クロアチア・ラリー


■ヒョンデ・シェル・モビスWRT


●ティエリー・ヌービル(#11 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ1総合首位


「まずは、ラリーで首位に立って1日を終えられたことに満足している。期待でき得る最高の結果だった。とくにチームとして信じられないほどつらい一週間を過ごした後だからね。最終ステージを終えてまだトップにいるのを見た時は本当に安心した」


「簡単な1日ではなかったよ。午前中は予想以上に厳しく、タフでチャレンジングだった。マシンのダンパーを変えてからは、感触はさらによくなったけれど、まだ100パーセントの力を出せるとは思わない。僕たちは速かったが、大きな違いを生み出す最後のコンマ1秒を追うことはしていなかった」


「これからの2日間もチャレンジングなものになるだろう。レッキでは荒れていた新しいステージ(SS11)があるし、スタートの出走順が遅くなることを忘れてはならない。厳しい戦いになるだろう」


●エサペッカ・ラッピ(#4 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ1総合4番手


「午前中はそれほどペースが出なかった。昨年これらのステージを走っていないという不利な点もあったと思う。結果として、とくに高速部分のペースノートの内容が少し不十分だった。もっと力を出せるように、ペースノートを正確にする必要がある」


「2回目の走行では、タイムを伸ばせるとわかっている場所がたくさんあったし、順調に進むことができた。午後のコンディションははるかによくて、誰にとってもより公平になっていた。グラベルクルーのノートもより正確なものだったので、さらに自信を持つことができたよ」


「おかげで午後はかなり楽しめたよ。明日は僕にとってもう少し“簡単”になるかもしれない。ひとつを除いてすべてのステージを経験しているからね。楽しみにしているよ」

ティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1) 2023年WRC第4戦クロアチア・ラリー
ティエリー・ヌービル/マルティン・ウィダグ組(ヒョンデi20 Nラリー1) 2023年WRC第4戦クロアチア・ラリー
エサペッカ・ラッピ(ヒョンデi20 Nラリー1) 2023年WRC第4戦クロアチア・ラリー


■TOYOTA GAZOO Racing WRT


●カッレ・ロバンペラ(#69 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ1総合8番手


「今朝は予想していた以上に難しかった。滑りやすいグラベルが多くあり、グリップも予想以上に低く、非常にトリッキーなコンディションだった。スタートした時のセットアップは、このようなコンディションではあまり良くなかったので、クルマのバランスに少し苦労した」


「そして2本目のステージでは、セブ(セバスチャン・オジエ)と同じようなことが起きてしまった。ペースノートに路面の情報は記していたのだけど、予想以上に大きなバンプだったようだ」


「午後に関しては、かなり良くなりました。ミッドデイサービスでセットアップを変更した結果、ドライビングを楽しむことができたし、ペースも上がった。明日も良いフィーリングで走り続けられることを願っている」


●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ1総合2番手


「今日は簡単にはいかなかった。コーナーごとにグリップが変化し、前を走るクルマによって掻き出されたダートの量もコーナーによって大きく違った。最初のステージは自分たちの出走順が後方だったため、路面がかなり汚れていて最高のスタートとは言えなかったね。しかし、その後はどんどん順位を上げていくことができた」


「午後は雨が降ってきて、少し運試しのような状況だったけど、適切なタイミングで適切なタイヤを履くことができたと思う。だから、全体としてはかなりポジティブな一日になった。まだ先は長いけど、この先もいい戦いができることを期待している」


●セバスチャン・オジエ(#17 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ1総合7番手


「今朝のペースは良かったのだが、残念ながらSS2でクルマを停めてホイール交換をしなければならず、大幅にタイムを失ってしまった。ハイスピードなセクションで路面に盛り上がっているところがあって大きな力が加わったようだ。レッキで走行した時は低速だったので見逃していた」


「問題が起きないようにあえてコーナーのイン側をカットしないように走ったのだけど、路面の盛り上がりで非常に大きな衝撃を受けてしまったんだ」


「その後は、少しでも順位を挽回しようとプッシュし続けた。順位がひとつ上の選手とのタイム差はかなり大きいので、これ以上挽回することは難しいと思う。それでも、失うものは何もないからトライを続け、どのような展開になるのか様子を見たいと思っている」
※ペナルティを受け5番手から7番手に後退する以前のコメント。


●勝田貴元(#18 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ1総合5番手


「Day1が終わって総合6位。天候の読みにくい難しい1日で、タイヤチョイスミスもありましたが、最後は良いフィーリングで一日を終えました。明日はさらに改善します!」
※Twitter(@TakamotoKatsuta)より。

カッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2023年WRC第4戦クロアチア・ラリー
セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2023年WRC第4戦クロアチア・ラリー
エルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2023年WRC第4戦クロアチア・ラリー

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