これぞ“マドリディスモ”! 劇的勝利で優勝ほぼ手中の指揮官「いつも通り、決して諦めなかった」

2024年4月22日(月)14時6分 サッカーキング

“エル・クラシコ”を振り返ったアンチェロッティ監督 [写真]=Getty Images

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 レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、21日に行われたバルセロナ戦を振り返った。同日、クラブ公式サイトが伝えている。

 今シーズンのラ・リーガ優勝争いに事実上の終止符が打たれた。本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』での“エル・クラシコ”になる首位レアル・マドリードにとって、追撃を期する2位バルセロナとの勝ち点差を『11』にまで広げる大チャンスに。試合は2度リードを奪われる展開となったものの、後半アディショナルタイムにMFジュード・ベリンガムが値千金の逆転ゴール。またしても、“エル・クラシコ”で弱冠20歳のスーパースターがヒーローとなった、レアル・マドリードが3−2の勝利を収め、王座奪還に向けて視界は良好だ。

 試合後、アンチェロッティ監督は「このリーグを制するためのとてつもなく重要な一歩を踏んだ。もちろん、大きなアドバンテージを得たけど、決して気を抜いてはいけない。さらに勝ち点を積み上げる必要があり、それらはチャンピオンズリーグのセミファイナルに向けた準備にも役立つだろう」と告白。続けて「公式戦約2カ月ぶりの得点となったベリンガム? 彼は多くの努力を払ってゲームをプレーし、ハードワークをしていたが、ゴールは長い間生まれていなかった。それでも今日、優勝を決定づけるゴールを決めたね」と日々の献身の“ご褒美”と言わんばかり。

 展開的には後手に回る時間帯が多かったものの、最後には勝ち切ったレアル・マドリード。これぞ“マドリディスモ”と、十八番の劇的勝利となったわけだが、同指揮官は「2−2に追いついた後、前がかりになったバルセロナはバランスを崩した。だから我々はシンプルなトランディションを意識し、そのうちのひとつを成功させて3−2としたんだ。ヴィニシウス(・ジュニオール)は、(アンドリー・)ルニンとのプレーでもっと早くゴールを決めることができたかもしれないね」としつつ、「我々は非常に良くやったし、これ以上うまくやることは難しかった。実際に、それができると思っていた人はほとんどいないのではないだろうか。いつも通り、我々は決して諦めることをしなかった」と明かした。

 最後に、ラ・リーガをほぼ手中に収めたアンチェロッティ監督は「フィジカル的な問題はあったけど、素晴らしいシーズンを送っている。バルセロナが勝利に値するかどうかを見極める必要があるけど、引き分けでも正しかったと思う。だたね、それも我々にとっては、悪くない結果だ」と巧者ぶりを見せている。

 宿敵バルセロナを下したレアル・マドリードが、ラ・リーガの“花道”に突入した。早ければ優勝のカウントダウンは次々節カディス戦で“0”を迎えるが、まずは26日に第33節でレアル・ソシエダと対戦する。

サッカーキング

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