ルカク、出場停止処分撤回に感謝「FIGC会長の決断を本当に嬉しく思っている」

2023年4月23日(日)12時56分 サッカーキング

出場停止処分が撤回となったルカク [写真]=Getty Images

写真を拡大

 インテルに所属するベルギー代表FWロメル・ルカクが、出場停止処分が撤回されたことを受けてコメントを発表した。22日、クラブ公式サイトが伝えている。

 ルカクは今月4日に行われたコッパ・イタリア準決勝ファーストレグのユヴェントス戦(△1−1)で同点弾を決めた際に、一部サポーターからモンキーチャント(猿の鳴き声を真似たもの、黒人差別を意味)や人種差別的なチャントが歌われていたことから、得点直後にはユヴェントスサポーターに向けて口に指を当てて黙れというパフォーマンスを披露。しかし、これが挑発的だったとして、審判からは2枚目のイエローカードが提示され、退場となっていた。

 この判定には賛否両論が起こっているなか、インテルは退場による出場停止処分の撤回を要求していたものの、イタリアのスポーツ裁判所はこれを棄却していた。それでも、イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラヴィナ会長が「人種差別に反対する声明」と判断したことから例外的に処分を撤回することを決断し、FIGCは声明で「あらゆる形態の人種差別と戦うという原則は、スポーツシステムの基本的な要素である」と説明した。

 これにより、今月26日に行われるコッパ・イタリア準決勝セカンドレグに出場することが可能となったルカクは、クラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「この状況に大きな感受性を示したFIGC会長の決断を本当に嬉しく思っている。彼の介入のおかげで正義が行われ、スポーツの世界全体とそれを超えて素晴らしいメッセージが送られたと信じている。これは人種差別と戦うという願望があることを示している」

サッカーキング

「停止」をもっと詳しく

「停止」のニュース

「停止」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ