NASCARでの不祥事を受け、ウイリアムズF1がeスポーツ配信中の振る舞いについてドライバーに注意喚起

2020年4月24日(金)17時38分 AUTOSPORT web

 ニコラス・ラティフィは、ウイリアムズがドライバーに対し、オンラインのレースに参加する際も敬意を払い、最近NASCARのふたりのドライバーが起こしたような論争を避けるように注意を促したと語っている。


 ラティフィとチームメイトのジョージ・ラッセルはふたりとも、F1の公式バーチャルGPシリーズや、他のEスポーツイベントの常連となっている。モータースポーツが中断を余儀なくされているなか、イベントはドライバーにもレースファンにも非常に大きな人気を博している。


 しかし最近、オンラインのバトルがいくつかの批判を受ける瞬間があった。NASCARが展開しているeスポーツ『eNASCAR iRacing Pro Invitational Series(eNASCARプロ・インビテーショナル・シリーズ』に参戦したダレル・ウォレスJr.が、不満を持ったことからイベントを途中で棄権し、またカイル・ラーソンが激戦のさなかに人種差別発言をし、厳しい処罰を受けたのだ。


 その結果、ウォレスはスポンサーのサポートを失った。一方ラーソンはNASCARから無期限の出場停止処分を言い渡されたほか、所属していたチップ・ガナッシ・レーシングから不適切な行為が原因で解雇されてしまった。


 そのためウイリアムズはドライバーたちに対して、常に最善の行動を取り、ゲームをする部屋ではひとりでいても、何千人もの人々がオンラインでレースを見ていることを忘れないように促したという。


「ラーソンの出来事があった後、チームは僕たちにメッセージを寄越し、オンライン配信中にどのように振る舞うべきか注意した」とラティフィは『La Presse』に語った。


「個人的には、何が受け入れられることで、何がそうでないかは分かっているよ」


「僕は維持すべきイメージを持つチームとスポンサーと関係があるんだ。気をつけなければいけないことは分かっている。でもだからといって、自分自身でいることはやめないし、楽しむつもりだ」


 2020年シーズン開幕を待ちかねているラティフィだが、オンラインでのレースは当座の間の素晴らしい代わりの活動になっており、実際のレースが再開してもオンラインレースに戻るかもしれないと認めている。


「自分でやることになるとはまったく思っていなかった。でも最初のバーチャルGPの後で誘われたんだ。(Twitchの)チャンネルの作り方や、カメラをインストールするやり方を覚えるためにいくつかビデオを見たよ」


「チャットを通じてみんなと親しくなってやり取りするのに、すごく良い方法だ。レースウイーク中とはまったく違うレベルで、みんなが僕たちのことを見ることができるんだ」


「自分の頭を機敏にさせておくのにも良いやり方だね。ドライビングは実際のものとは同じではないけれど、気分的な部分は同じだ」


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