横浜GKポープが殊勲のPKストップ シュート40本浴びるも神セーブ連発でクラブ初のACL決勝

2024年4月24日(水)23時1分 スポーツニッポン

 ◇ACL準決勝第2戦 横浜—蔚山(2024年4月24日 日産ス)

 準決勝が行われ、日本勢で唯一4強入りした横浜はホームで蔚山(韓国)との第2戦に臨んだ。この試合を3—2、2戦合計3—3とし、延長戦へ。しかし、そこでも決着はつかずPK戦に突入。GKポープ・ウィリアム(29)が気迫のPKストップを見せるなどPK5—4で相手を振り切り、クラブ史上初の決勝進出を果たした。決勝ではアル・アイン(UAE)と対戦する。

 両者一歩も譲らないまま迎えたPK戦。互いに4人目まで成功し、迎えた先攻・蔚山の5人目。右下を狙ったキックをポープが完璧に読み切り、横っ飛びで防いだ。横浜の5人目のDFエドゥアルドは冷静に決め、クラブ初の決勝進出の立役者となった守護神は「ほっとしています」と胸をなで下ろし、「体はけっこうギリギリだった。駆け引きでなく自分を信じて、決めた方向に思い切り飛ぼうと。それだけですね」と神セーブを振り返った。 

 

 前半はMF植中の2得点、エースFWアンデルソン・ロペスの得点で3点をリードしたが、39分にはDF上島が一発退場。数的不利を強いられた後半と延長戦はほぼ防戦一方だった。120分間に40本ものシュート(枠内15本)を浴びたが、冷静に対処した。「自分のところであれ以上失点しないことは意識していた。チームのみんなもハードワークして、マリノスファミリー全員でつかみ取った勝利」とうなずいた。

 5月11日にはホームで決勝第1戦が行われる。「このクラブのために自分自身も力を発揮できるように、いい準備したい」と言葉に力を込めた。

 

スポーツニッポン

「ACL」をもっと詳しく

「ACL」のニュース

「ACL」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ