ヴェンゲル監督は事実上解任?「タイミングは私の決断ではない」…その真意とは

2018年4月26日(木)7時1分 サッカーキング

今季限りでアーセナルを退団するヴェンゲル監督 [写真]=Arsenal FC via Getty Images

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 アーセナルを率いるアーセン・ヴェンゲル監督が25日、「タイミングは私の決断ではない」と話したことで、退任は事実上の解任だった可能性が浮上した。イギリス紙『ガーディアン』などが同日に伝えた。

 アーセナルは20日、今シーズン限りでヴェンゲル監督が退任することを発表。1996年の就任から、2003−04シーズンの無敗優勝を含む3度のプレミアリーグ制覇など、クラブに多くの栄光をもたらしてきたが、約22年間に渡る長期政権に終止符が打たれることとなった。

 だが、ヴェンゲル監督は26日に行われるヨーロッパリーグ準決勝ファーストレグのアトレティコ・マドリード戦前日会見で、「タイミングは私の決断ではない」と明言。すると、退任のタイミングが決められたもので、事実上の解任だったと見方が伝えられた。

 同紙によると、イヴァン・ガジディスCEO(最高経営責任者)らクラブ幹部が、10年以上もプレミアリーグ優勝から遠ざかっている状況を危惧し、契約を1年残すヴェンゲル監督の続投を望まなかったという。

 しかし、アーセナルは同日中に公式Twitterでヴェンゲル監督の声明を発表。指揮官が言った“タイミング”は退任の決断ではなく、退任発表のものだったようだ。「退任の合意に至ったあと、クラブに発表の時期を任せた。発表のタイミングは正しかったということを明確にしたい」。

 なお、現在68歳の同監督は「間違いなく仕事は続けるよ」と監督業の続行を断言。さらに、後任候補として名前が挙がっている元バルセロナ監督のルイス・エンリケ氏については「監督選びに影響を与えたくはないが、彼のことは高く評価しているよ」と語った。

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