「変化球投手」に変身! プロ注目の法大・篠木健太郎がL10勝目 3戦連続アクシデントに負けず

2024年4月27日(土)15時30分 スポーツニッポン

 ◇東京六大学野球春季リーグ戦第3週第1日第1試合 法大 6—2 慶大(2024年4月27日 神宮)

 今秋ドラフト上位候補の最速157キロ右腕・篠木健太郎投手(4年)が6回6安打2失点でリーグ通算10勝目(8敗)を挙げた。「前半のヤマだと思って投げていた。野手のおかげで勝てたのでよかった。先に勝てたことは明日につながると思います」と喜んだ。

 昨年までの直球で押して、押して、押しまくる篠木の姿はない。追求するのは「勝利」と「安定感」。この試合も140キロ台後半の直球に2種類のフォーク、カットボールなど多彩な変化球を織り交ぜて7奪三振。

 「フォークは大きく落とすのと、小さく落とすものを混ぜてます。カットボール、スライダーを縦(の変化)っぽく投げている時もあります」と変幻自在だ。

 ここまで3戦に先発で2勝。初戦で打球が直撃すると、2戦目は右肘付近に死球を受け、この日は4回にワイルドピッチで本塁をカバーした際、走者のスライディングが右膝に接触して出血。それでも「自分の中ではマウンドを守ることだけ、チームが勝つことだけ、考えて投げている。アクシデントがあろうが、なかろうが、自分の役割を全うするだけ」とエースは頼もしかった。

スポーツニッポン

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