和歌山大・近藤 176球の熱投で完封「気力で投げきりました」

2024年4月27日(土)12時4分 スポーツニッポン

 ◇近畿学生野球春季リーグ第4節2回戦 和歌山大5—0大阪観光大(2024年4月27日 南港中央野球場)

 和歌山大がカード対戦成績を1勝1敗のタイとした。先発した近藤陽樹(4年=市立和歌山)は176球を投げ、散発3安打、13三振を奪う力投で昨春以来のリーグ戦完封勝利を挙げた。

 「最後疲れはありましたが、後ろのピッチャーを投げさせないように気力で投げきりました」

 8回1死二、三塁のピンチで4、5番を抑えきった近藤は「疲れはないです。9回も行きます」と、大原弘監督に話したが、体力的には限界に近づいていた。それでも、終盤3回で5三振を奪う底を見せないスタミナを見せつけた。

 昨春のリーグ戦初先発初完投後に腰を痛めていた。昨秋は登板なし。5月から12月頃までノースローの期間が続いた。秋季リーグ戦では分析班としてチームに貢献していた。

 昨年まではスライダー、シュートが変化球の持ち球だったが、冬場にスローカーブを覚え投球の幅も広がった。徹底した体幹トレーニングのおかげで130キロ中盤だったストレートも140キロを超えるようになった。

 大原監督は「本当によく投げてくれた。きょうの1勝は大きい」と、“ド真面目”左腕の快投を喜んでいた。  

スポーツニッポン

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