サイ・ヤング賞右腕を“格安”で獲得へ「難しくはなさそうだ」 先発陣に苦しむドジャースで「再生」する可能性
2025年4月28日(月)16時30分 ココカラネクスト

先発陣が苦しい状況のドジャースはアルカンタラ獲得へ動くのか(C)Getty Images
ドジャースのタイラー・グラスノーが現地時間4月27日(日本時間28日)に本拠地でのパイレーツ戦に先発登板したが、2回のマウンドに上がり投球練習を行った際に「右肩の違和感」で緊急降板している。右腕は負傷者リスト入りする見込みだ。
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ドジャースはサイ・ヤング賞を2度受賞しているブレイク・スネルもIL入りとなっていて、先発陣は苦しい状況だ。
苦境に陥る中、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、米メディア『MLB Network』で司会を務めるグレッグ・アムシンガー氏による報道に触れ、ドジャースがマーリンズのサンディ・アルカンタラを獲得する動きについて報道している。
「ドジャースがアルカンタラと直接交渉したことはない」というが、このトレードの噂は絶えない。「ケガに悩まされるドジャースにとって理にかなったものだ。ドジャースはスター選手を獲得することに積極的で、アルカンタラは2022年にサイ・ヤング賞を受賞した。マーリンズは弱小チームであり、彼のような選手を必要としていない」と、常勝チームを目指すドジャースにとってアルカンタラのような選手は必要だと訴えた。
ドミニカ共和国出身のアルカンタラは、2022年に32試合に登板して14勝9敗、防御率2.28をマークして球団史上初となるサイ・ヤング賞を受賞したが、翌23年は9月に右ひじを痛めて7勝12敗に終わり、同年オフにトミー・ジョン手術を受け、昨季は全休となった。
記事では「2023年に(トレードの)憶測が現実とならず、アルカンタラがマイアミに留まったのは幸いだった。なぜなら、同年10月にトミー・ジョン手術を受け、2024年シーズンをすべて欠場したからだ」と指摘した。
さらに「もしドジャースが本当にアルカンタラに真剣に興味を持っているのであれば、今年のトレード期限までに彼を獲得するのは2023年ほど難しくはなさそうだ」とし、右腕は今季ここまで5試合に先発し、23回1/3を投げて防御率6.56という成績だ。
それでも「アルカンタラを獲得するのは、まだそれほど簡単ではないだろう」と見ているが、「トレード期限までに防御率が6.00以上になれば、マーリンズが多くを求めるのは本当に難しくなるだろう」と、“格安”で獲得できる可能性もある。
成績が低迷しているアルカンタラだが、ドジャースで再生する可能性が高いと見ており、期待を寄せていた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]