バルサがベティスに4発快勝! 15歳のラミン・ヤマルがクラブ史上最年少でラ・リーガデビュー

2023年4月30日(日)6時47分 サッカーキング

バルセロナがベティスを下してラ・リーガ制覇へ前進 [写真]=Getty Images

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 ラ・リーガ第32節が29日に行われ、バルセロナとベティスが対戦した。

 今季は4シーズンぶりとなるラ・リーガ制覇に大きく近付いているバルセロナ。前節終了時点で2位レアル・マドリードと勝ち点差「9」をつけ、首位を独走している。1−2で敗れた前節のラージョ・バジェカーノ戦から中2日で行われる今節は、ホームでベティスと対戦。前節終了時点で6位のベティスは4位レアル・ソシエダ、5位ビジャレアルと来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争っている。前節はレアル・ソシエダとの“直接対決”をスコアレスドローで終えており、現在ラ・リーガ2戦未勝利。首位のバルセロナを撃破し、4位を目指して勢いを取り戻したい。

 バルセロナは負傷から戻ってきたアンドレアス・クリステンセン、フレンキー・デ・ヨング、ペドリらが先発に名を連ね、得点ランキングでトップを走るロベルト・レヴァンドフスキもスタメン入り。一方のベティスはヘルマン・ペッセージャ、セルヒオ・カナレス、ギド・ロドリゲスらが先発に入った。

 試合の均衡が破れたのは14分。バルセロナは右コーナーキックの流れからアレハンドロ・バルデが左足でクロスボールを放つも、ここはペナルティエリア内で弾き返される。だが、敵陣でクリアボールを拾ったペドリが右へ繋ぐと、ハフィーニャが左足で浮き球のクロスボールを供給。中央でフリーになっていたクリステンセンがヘディングシュートを沈め、バルセロナが序盤に先手を取った。

 1点を追いかけるベティスは33分にアクシデント。先制ゴールの直前に左太もも裏を痛めたルイス・フェリペに代わって序盤からピッチに立っていたエドガル・ゴンサレスが、ペドリを倒したシーンでこの日2枚目のイエローカードを提示される。ベティスは残りの約60分間を10人で戦うこととなった。

 数的優位となったバルセロナは直後の36分、敵陣中央で前を向いたガビのスルーパスからジュール・クンデが右サイドを駆け上がると、ダイレクトで最終ラインとGKの間を通すグラウンダーのクロスボールを供給。待っていたレヴァンドフスキがダイレクトで流し込んだ。これでレヴァンドフスキは今季のラ・リーガ19ゴール目を記録。続く39分には斜めの動きでセルヒオ・ブスケツからのスルーパスを引き出したハフィーニャが左足でゴールネットを揺らし、バルセロナが3点をリードしてハーフタイムに突入した。

 後半に入ってもバルセロナが試合の主導権を握る。57分には左サイドからドリブルで中央へ切り込んだバルデが横へ預けると、ペドリはダイレクトで門を通すパスを供給。ペナルティエリア内で前を向いたレヴァンドフスキが左足で狙ったものの、ここは右ポストに嫌われた。

 対するベティスは64分、今季限りでの現役引退を発表しているホアキン・サンチェスをピッチへ送り出す。だが、そのホアキンは79分にひざを痛めた影響でプレー続行が不可能に。交代枠を使い切っていたベティスは9人での戦いを強いられることとなってしまった。

 するとバルセロナは83分、右コーナーキックのボールがペナルティエリア左へ向かうと、アンス・ファティが縦への仕掛けから中央へ折り返す。これが相手のオウンゴールを誘発し、勝負を決定付けた。直後にはガビとの交代でラミン・ヤマルがピッチに送り出される。15歳と290日でのトップチームデビューとなり、ラ・リーガにおけるクラブの史上最年少デビュー記録を塗り替えることとなった。

 試合はこのままタイムアップ。前半から数的優位となったバルセロナが試合の主導権を離さず、ラ・リーガ2試合ぶりの白星を飾った。一方のベティスはこれで3戦未勝利に。今節を既に消化したレアル・ソシエダが勝ち点「3」を積み重ねたことで、4位との勝ち点差は「9」まで広がってしまった。

 次節、バルセロナは5月2日にオサスナをホームに迎える。一方、ベティスは4日に敵地でアスレティック・ビルバオと対戦予定だ。

【スコア】
バルセロナ 4−0 ベティス

【得点者】
1−0 14分 アンドレアス・クリステンセン(バルセロナ)
2−0 36分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ)
3−0 39分 ハフィーニャ(バルセロナ)
4−0 82分 ギド・ロドリゲス(OG/バルセロナ)

サッカーキング

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