アトレティコ、ベティス撃破で公式戦4試合ぶりの白星!…モラタは今季通算20ゴール目

2024年3月4日(月)3時14分 サッカーキング

ベティス戦で決勝ゴールを決めたアトレティコのモラタ [写真]=Getty Images

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 ラ・リーガ第27節が3日に行われ、アトレティコ・マドリードとベティスが対戦した。

 前節は最下位に沈むアルメリアと2−2の引き分けに終わり、リーグ戦での連勝を逃したアトレティコ・マドリード。現在は勝ち点「52」の4位につけているものの、5位アスレティック・ビルバオとのポイント差は「3」まで縮まっている。さらにミッドウィークに行われたコパ・デル・レイ準決勝セカンドレグでも0−3の完封負け。6位ベティスと激突する今節は公式戦4試合ぶりの白星を目指す。

 序盤から攻勢を強めるアトレティコ・マドリードは4分に最初の決定機。最前線からハイプレスを敢行すると、相手のパスをカットしたメンフィス・デパイが横へ繋ぎ、これを受けたロドリゴ・デ・パウルがボックス内へ侵入。しかし、シュートは枠の左へ外れる。8分には再び敵陣でボールを奪うと、そこから素早いパス交換でバイタルエリアへ侵入し、デパイがボックス内右から中央へ折り返す。GKルイ・シルヴァに当たったボールがゴールに吸い込まれ、オウンゴールでホームチームが先制した。

 幸先良くリードを奪ったアトレティコ・マドリードは24分、敵陣内でパスカットしたサムエウ・リーノがスルーパスを供給し、抜け出したアルバロ・モラタがボックス内でGKルイ・シルヴァに倒されPKを獲得。しかし、モラタのキックはセーブされ、こぼれ球に詰めて放ったシュートも阻まれた。その後は膠着した展開が続くも、44分にホームチームに追加点が生まれる。CKのこぼれ球に反応したデ・パウルが強烈なミドルシュートを放つと、GKルイ・シルヴァが弾いたボールをモラタが押し込み、前半でリードを広げた。なお、モラタにとっては今シーズンの公式戦通算20ゴール目となっている。

 後半はギド・ロドリゲスとウィリアン・カルヴァーリョを投入したベティスが押し気味に試合を進める。すると62分、鋭い出足を見せたジョニー・カルドーゾが相手のパスをカットし、ボックス手前でボールを収めたW・カルヴァーリョが右足を一閃。狙い澄ましたシュートがゴール右上隅に突き刺さり、ベティスが1点を返した。アトレティコ・マドリードは失点直後に2枚替えを敢行し、ナウエル・モリーナとサウール・ニゲスを投入する。

 その後はショートカウンターを起点に何度かチャンスを作ったアトレティコ・マドリードだが、最終局面でラストパスやフィニッシュの精度を欠き、追加点を奪えぬまま時計の針が進んでいく。77分、ベティスはボックス内で反転したアジョセ・ペレスにチャンスが訪れるも、GKオブラクが好セーブ。続く79分には右CKの流れからG・ロドリゲスが決定的なシュートを放ったが、GKオブラクが驚異的な反応を見せ同点ゴールを与えない。

 最終盤にかけてはベティスに攻め込まれたアトレティコ・マドリードだったが、最後まで2点目は与えず。試合はこのまま2−1で終了し、公式戦4試合ぶりの白星を飾ったアトレティコ・マドリードが、今シーズン開幕から続くリーグ戦でのホーム無敗を維持した。次節、アトレティコ・マドリードは9日にアウェイでカディスと、ベティスは10日にホームでビジャレアルと対戦する。

【スコア】
アトレティコ・マドリード 2−1 ベティス

【得点者】
1−0 8分 ルイ・シルヴァ(オウンゴール/アトレティコ・マドリード)
2−0 44分 アルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)
2−1 62分 ウィリアム・カルヴァーリョ(ベティス)


【動画】アトレティコがベティスとの接戦制す!

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