アトレティコ、後半ATの“決勝弾献上”で降格圏ラス・パルマスに黒星…首位バルサとの勝ち点差は「10」に拡大

2025年4月20日(日)5時59分 サッカーキング

ラス・パルマス戦に先発したアルバレス(画像は14日開催のバジャドリード戦)[写真]=Getty Images

 ラ・リーガ第32節が19日に行われ、ラス・パルマスとアトレティコ・マドリードが対戦した。

 ここまで31試合を消化したリーグ戦で18勝9分4敗を記録し、勝ち点「63」の3位につけるアトレティコ・マドリード。現在のラ・リーガは、先に今節を終えたバルセロナが勝ち点「73」を積み上げ首位を快走しており、アトレティコ・マドリードにとっては優勝を目指す上で負けられない一戦となる。一方、18位のラス・パルマスは現時点で2部降格圏に位置しているものの、前節はヘタフェを相手にリーグ戦13試合ぶりの白星を獲得。残留圏内まで1ポイント差に迫るなかで今節を迎えた。

 序盤から拮抗した展開となった一戦は、22分にラス・パルマスが最初の枠内シュートを記録する。右サイドでコーナーキックを獲得し、ショートパスでのリスタートからアルベルト・モレイロがボックス内へとクロスを供給。相手に当たったボールがニアのファビオ・シルヴァに繋がり、体勢を崩しながら入れた折り返しがマーカーにディフレクトしながらゴール前へ飛ぶ。スコット・マッケンナが競り勝つと、最後はアレックス・スアレスがヘッド。だが、シュートはGKにキャッチされてしまった。

 対するアウェイチームも前半終盤に連続で決定機を創出。37分に左サイドでのスローインから逆サイドに展開し、ボールを受けたマルコス・ジョレンテがスピードに乗ったドリブルで前進する。ペナルティエリア右角から入れたラストパスは一度カットされるが、相手のクリアをM・ジョレンテ自ら回収。ミカ・マルモルとのコンタクトで生まれたこぼれ球をジュリアーノ・シメオネが拾うと、右サイド深くからゴール前にグラウンダーのクロスを送る。しかし、ファーに流れたボールをフリアン・アルバレスが合わせたものの、GKディンコ・ホルカシュのビッグセーブによって防がれた。

 さらに、40分には自陣中央でパブロ・バリオスがボールを奪い、頭で繋いだパスがアルバレスへとわたる。右脇を駆け上がるG・シメオネへと散らすと、アトレティコ・マドリードの武器であるカウンターに移行。広大な右サイドのスペースをG・シメオネがドリブルで運び、右足で入れたアーリークロスにアレクサンダー・セルロートが飛び込むが、枠を捉えたヘディングはまたもGKホルカシュによってストップされてしまう。

 後半も一進一退の攻防が続いたが、互いに決定機を作れないまま時間が経過。すると、アディショナルタイムにラス・パルマスのハビ・ムニョスが値千金の決勝弾をゲット。結局、そのまま試合は1−0で終了し、ラス・パルマスが残留に向けて大きな白星を掴んだ。次節、ラス・パルマスは23日にアウェイでアスレティック・ビルバオと対戦。アトレティコ・マドリードはその翌日にホームでラージョ・バジェカーノと対戦する。

【スコア】
ラス・パルマス 1−0 アトレティコ・マドリード

【得点者】
1−0 90+3分 ハビ・ムニョス(ラス・パルマス)

サッカーキング

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