【巨人】打線 若手積極起用の裏で追い込まれる「選手の名前」

2023年5月2日(火)12時0分 ココカラネクスト

今年から副将も務める吉川(C)Getty Images

 月が替わり、新たな気持ちで戦いに臨む中、開幕から低空飛行を続けていた巨人もここ最近の7試合は5勝2敗と上昇気流にある。

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 何といってもチームに明るさをもたらしているのは新55番の秋広優人。今季でプロ3年目となる若武者は22日のヤクルト戦(神宮)からスタメン起用された6試合で全て安打を放ち、打率・421、出塁率5割と好調を維持している。29日の広島戦(東京)ではプロ初アーチも放ち、同日にサヨナラホームランを決めた中田翔と一緒に師弟コンビでお立ち台を飾ったこともファンを喜ばせた。

 若手が躍動する一方で心配な状態の選手もいる。二塁手の吉川尚輝は直近3試合でスタメン落ち。今季はここまで24試合に出場し、打率・180、1本塁打、4打点とふるわず、直近5試合は12打数1安打と不振に悩まされている。

 吉川に替わって、週末の3連戦でセカンドを守ったのは、こちらも若手の期待株、中山礼都と豪快な打撃が持ち味の広岡大志だった。現在、ファームでも調子を上げている選手が増えてきており、ショートを守る坂本勇人が段々と復調気配にある中、セカンドが若手の「チャレンジ枠」ともなっている。

 忍者守備ともいわれるほどの守備力を誇り、シュアなバッティングが持ち味の吉川にとって、今年こそレギュラーに定着する大事な年の位置づけだった。新主将となった岡本和真を支える副将に就任。原監督も「和真と尚輝のチームになっていく」と語るほど、高い期待を寄せているが、もどかしい日々が続いている。

 スタメン落ちとなった日々でもベンチ最前列で声を張り上げるなど、闘志は衰えていない。何とか巻返したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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