レアルが決勝進出でCL3連覇に王手!…バイエルンはGK痛恨ミス、ハメス弾も及ばず

2018年5月2日(水)5時39分 サッカーキング

レアル・マドリードがバイエルンを破って3年連続の決勝進出 [写真]=Getty Images

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 チャンピオンズリーグ(CL)準決勝セカンドレグが5月1日に行われ、レアル・マドリードとバイエルンが対戦した。

 2連覇王者のレアルは、敵地でのファーストレグで2−1の逆転勝利を収めた。3年連続の決勝進出に王手をかけて臨むセカンドレグでは、クリスティアーノ・ロナウドやセルヒオ・ラモスをはじめ、カリム・ベンゼマ、マテオ・コヴァチッチらが先発出場。ファーストレグで負傷したイスコやダニエル・カルバハルは招集外となり、代わりにマルコ・アセンシオが左サイド、ルーカス・バスケスが右サイドバックに入った。

 一方、アウェイで逆転突破を目指すバイエルンは、ダヴィド・アラバが先発に復帰。ファーストレグで負傷したアリエン・ロッベンとジェローム・ボアテングは欠場で、代わりにニクラス・ズーレとチアゴ・アルカンタラがスタメン入り。同じく負傷交代したハビ・マルティネスはベンチスタートで、コランタン・トリソが先発メンバーに名を連ねた。

 試合は立ち上がりからいきなり動く。3分、トーマス・ミュラーが右サイドからクロスを送ると、中央でこぼれ球をジョシュア・キミッヒが押し込みゴール。キミッヒのCL2試合連続ゴールで、バイエルンが先制した。レアルはCLホーム戦で3試合連続となる先制点を許したが、11分には左サイドのマルセロの精確なクロスから、ファーに流れたベンゼマがフリーでヘディングシュートを叩き込み、1−1の同点とした。

 バイエルンは33分、ロベルト・レヴァンドフスキがマッツ・フンメルスのスルーパスでエリア内左に抜け出しシュート、こぼれ球にミュラー、ハメス・ロドリゲスが詰めるが押し込むことはできず。レアルも39分にC・ロナウドがエリア手前右からミドルシュート、直後のCKからS・ラモスがヘディングシュートを放つが、どちらもゴールには結びつかなかった。

 再び試合が動いたのは後半開始直後だった。46分、バイエルンは自陣深い位置でプレスをかけられたトリソがバックパスを送ると、GKスヴェン・ウルライヒが痛恨のミス。バックパスをキャッチから足での処理に切り替えたようだが、対応が間に合わずボールを後逸してしまう。そこに詰めていたベンゼマが無人のゴールに流し込み、レアルが逆転に成功した。

 リードを広げられたバイエルンは51分、アラバがエリア手前から強烈なミドルシュートを放つが、GKケイラー・ナバスにセーブされる。レアルは54分、左サイドのマルセロがクロスを送ると、ファーでフリーだったC・ロナウドがボレーで合わせるが、シュートは枠の上に外れた。

 バイエルンの反撃が実ったのは63分。J・ロドリゲスがエリア内中央でボレーシュートを放つが、これはラファエル・ヴァランにブロックされる。それでも、いち早くセカンドボールに反応し、自ら押し込んで2戦合計3−4とする。所属元の本拠地でゴールを決めたJ・ロドリゲスは手を合わせてゴメンのポーズをし、試合前の言葉通り得点を喜ばなかった。

 あと1点で逆転突破が叶うバイエルンは74分、ゴール前でクロスのこぼれ球に反応したトリソがダイレクトボレーを放つが、これはGKナバスの好セーブに阻まれた。後半アディショナルタイム2分には左CKからフンメルスが頭で合わせるが、枠を捉えられなかった。

 終盤はバイエルンが猛攻を仕掛けたが、あと1点が遠く、試合は2−2のまま終了。守り切ったレアルが2試合合計4−3で決勝進出を決め、史上初の3連覇に王手をかけた。決勝は5月26日にウクライナの首都キエフにあるオリンピスキ・スタジアムで開催され、レアルはリヴァプール対ローマの勝者と対戦する。

【スコア】
レアル・マドリード 2−2(2戦合計:4−3) バイエルン

【得点者】
0−1 3分 ジョシュア・キミッヒ(バイエルン)
1−1 11分 カリム・ベンゼマ(レアル)
2−1 46分 カリム・ベンゼマ(レアル)
2−2 63分 ハメス・ロドリゲス(バイエルン)

サッカーキング

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