ミラー、ドライコンディションでの初優勝に歓喜「現実になるなんて」/MotoGP第4戦スペインGP決勝トップ3会見

2021年5月3日(月)9時54分 AUTOSPORT web

 MotoGP第4戦スペインGPの決勝レースがヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われ、MotoGPクラスで優勝したジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)、2位のフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)、3位のフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)が会見に出席。レースを振り返った。
 


■ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)/決勝:優勝


「前回、僕が勝ったのはウエットレースだった。(それから)今回の結果を得るために取り組んできた。自分の人生のなかでも、こんなに正確に走ったことはなかったよ。こういう風に25周連続で走ったことはないと思う。優勝できて本当にすばらしい気持ちだ」


「でも、優勝できるとは思わなかった。ファビオ(・クアルタラロ)が苦戦し始めたのがわかった。彼は僕を交わして1.8秒、1.9秒と差を広げていったのだけど、それから(ペースが)伸びなくなり始め、どんどん僕に向かって後退してきたんだ。僕はただ自分のペースを守ろうとしていた」


「『今、攻めなくちゃ』と思った。サインボードを見て、『一人で前に出るのは久しぶりだ、でもやってみよう』と思ったよ。バイクはとてもすばらしく走っていた。チームには感謝しきれないよ。僕たちが今週末を通じてやったことは、レースで報われたと思うんだ」


「(優勝できると気づいたのは)最終ラップの12コーナーだね。信じられなかったよ、本当に……。『信じられない、信じられない』と思っていた。9コーナーで、自分にこう言ったのを覚えているよ。『現実になるなんて、ありえない』ってね。自分の人生でなかったことだから。最終コーナーでの武器はあるけれど、乗り切ることはできないでいた。フランキー(フランコ・モルビデリの愛称)が知っているように、終盤の数周は僕はいつも彼の後ろにいて、最終コーナーまで待っている。とにかく、すばらしかったよ」


「ヘレスがドゥカティ向きのサーキットじゃないとは思わない。昨年、それを証明したと思う。昨年でもうパッケージを証明したと思うけど、(今年の)バイクはとても似ている。このパッケージはとてもいいと思う。とにかく、(ドゥカティにとって)ここでの15年ぶりの優勝は気持ちがいいね」


■フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)/決勝:2位


「この結果は(前戦の)ポルティマオよりもいい。ポルティマオではカタールと同じバイクだった。すべてはうまく機能した。そして今回はバイクについていろいろ取り組んだんだ。そして、今日のフィーリングはすばらしかった。ただ、少しだけスタートで苦戦したね。スタートから攻めていたら最後までもたないと思っていたんだけど、ファビオやジャックを見たら最初から攻めていた」


「僕のペースとしてはよかったと思うよ。ポジションを回復し、ジャックとの差を詰めていった。でもフロントで危ないところはあった。今日はジャックの日だったね。彼は昨日、今日とすごかった。優勝にふさわしいよ」


「今年の冬はすごくがんばってきたんだ。トレーニングも精神面でもね。シーズン序盤いこういう位置にいるとは思わなかったけど、トップ5をキープしていたいと思う。チャンピオンシップリーダーとなったことはすごくうれしいよ。ほかのサーキットでは苦戦するかもしれないけど、今日のようなレースができるなら、その位置を維持するだろう」


■フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)/決勝:3位


「とても大変だった。僕たちはだんだんよくなって、バイクの上でのスタイルを変えることができた。ブレーキングの部分で見つけたものもあった。それはレースで速く、安定した走りを生んだ。表彰台の味はすばらしいね」


「(バニャイアが後ろにいて)できるだけ長く、彼に抜かれまいとしていた。ストレートで彼が僕をオーバーテイクしたとわかって、雷に打たれたみたいだったよ。そのあとは彼の後ろにとどまろうとして、それができた。最終ラップでは彼にコショウをふりかけたいくらいだったけど、彼をオーバーテイクするポテンシャルは僕にはなかったね」

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