広島新加入のFWベン・カリファがホームデビュー「気持ちよくサッカーができる」
2022年5月4日(水)17時26分 サッカーキング
ベン・カリファは4月26日にチームに合流し、3日後に行われた第10節の清水エスパルス戦でいきなりメンバー入り。後半開始から出場して日本デビューを飾り、前線からのプレスや周りを活かすプレー、クロスに対する動きなど期待感が膨らむパフォーマンスを披露した。
柏戦では71分に途中出場し、初めてエディオンスタジアム広島のピッチに立った。ホームデビューを果たしたベン・カリファは試合後、「声を出して応援ができない中でも、ポジティブな雰囲気を出してもらっているので、すごく気持ちよくサッカーができる」と、制限がある中でもサポーターが作るホームの雰囲気に心地よさを感じたようだ。
ホームで実力の片鱗も見せた。1点ビハインドの90分に相手DFの裏へ飛び出し、DF野上結貴からのロングパスを収めると、上がってきたMF柏好文とパス交換。最後はペナルティエリア前中央からゴール右隅を狙いすましたシュートでゴールネットを揺らした。土壇場での同点弾かと思われたが、これは惜しくも自身のオフサイドで得点は認められなかった。ゴールは幻となったものの、裏への意識やシュート技術を見せつけた。本人は、「裏に抜けるところ、コンビネーションから抜け出すところはこれからもどんどん増えてくると思う」と自身のストロングポイントを活かしていく構えだ。
広島は柏に1−2の逆転負けを喫して、リーグ戦6試合ぶりの黒星となった。ベン・カリファは、「残念ながら結果だけがついてこなかった。ここから次の試合がすぐきてしまうので、しっかり切り替えて、次の試合に向けてやっていきたい」と中3日で7日に行われる次節・鹿島アントラーズ戦を見据えた。