SNS特集F1アゼルバイジャンGP:祝杯上げるフォース・インディアとうなだれるボッタス。伝説のドライバーの死から24年
2018年5月6日(日)10時55分 AUTOSPORT web
F1第4戦アゼルバイジャンGPはレッドブル勢の同士討ちや優勝を目前にしたバルテリ・ボッタスのタイヤバーストなど波乱に満ちた展開に。今季初勝利のルイス・ハミルトン、2位表彰台のキミ・ライコネン、荒れたレースを生き残り、フォース・インディアF1に今季初表彰台をもたらしたセルジオ・ペレスの活躍。そんな話題豊富のアゼルバイジャンGPでの各ドライバーや関係者によるSNS投稿を紹介していく。
メルセデス、フェラーリ、レッドブルの3強以外が表彰台を獲得したのは今季初。チームスタッフがファクトリーで祝杯を上げるフォース・インディアF1の誇らしげなインスタ投稿。
いつもながら、荒れたレースで生き残る嗅覚がめっぽう強いペレス。今季は開幕から苦しい戦いが続いていたフォース・インディアF1だったが、ここぞというときにキチンと仕事をこなせば、中団チームでも表彰台を自力でもぎ取れると証明してみせた。
今回も強気のファイトが悪い方に出てしまったマックス・フェルスタッペン。ここ数レース、周囲からの批判も多く、チームスタッフへの謝罪と反省のグランプリとなってしまった。
勝利をほぼ手中に収めていたボッタスが、事故で散乱したであろうデブリを踏んで、まさかのバースト。うなだれる写真を自分で投稿できるまで気持ちも持ち直したようだが、ボッタスには気の毒という言葉しか浮かばない。
望んだ形とは違ったが、今シーズン初勝利が転がり込んできたハミルトン。なかなか調子が上がらなかった序盤戦を切り抜け、ポイントリーダーに躍り出た。連覇に向けてここから大躍進が始まるのか?
シャンパンボトルに付けられたカメラからは、表彰台の臨場感がたっぷり。
予選ではチームメイトとあわや接触の場面もあり、挽回を期して臨んだ決勝では苦しみながらもなんとかF1初ポイントを獲得したブレンドン・ハートレー。これをきっかけに浮上できるか?
ロマン・グロージャンは目を疑うようなセーフティカーラン中の大失態。後続のマーカス・エリクソンに追突されたかのような、「ノー、ノー」というコクピット内での悲痛な叫び。グローブを叩きつけても自分のミスは覆らない。
グランプリ前には、こんな動画をアップするほど上機嫌のキミ・ライコネン。
オコンとの接触で順位を大きく落とし、アップダウンの激しいレースだったアゼルバイジャンGPだったが、終わってみれば2位表彰台。普段から言葉少ななライコネンらしく、インスタのコメントは「P2」のみ。でも。アイスマンなりの喜びは伝わってくる。
ここで頭角を現してきたシャルル・ルクレール。アルファロメオ・ザウバーに貴重なP6をもたらし、しかも、この日のドライバー・オブ・ザ・デイに選出されるおまけつき。これから始まるヨーロッパラウンドでのさらなる活躍に期待したい。
フェルナンド・アロンソは、こんな状態からでも決してレースをあきらめず、終わってみれば7位フィニッシュ。開幕から、ここまで4戦連続入賞は、ハミルトン、ベッテル、アロンソのチャンピオン経験者3人のみ。
あの日から24年……5月1日はアイルトン・セナの命日。