2019年シーズンは未勝利のベッテル、フェラーリF1のマシンの「不自然な挙動」に苦戦

2019年5月7日(火)7時0分 AUTOSPORT web

 セバスチャン・ベッテルは、現状ではベストなドライビングができていないことを認めている。彼はフェラーリF1のSF90の「不自然な挙動」に直面し、苦しんでいるのだという。


 フェラーリの2019年型マシンはプレシーズンテストで存在感を示し、開幕時点で明らかに優勢になると見られていた。しかしベッテルはペースの面でたびたび新人のシャルル・ルクレールを下回る状況にあり、開幕前の好調を再現できていない。


 チームの環境により、ベッテルはチャンピオンシップポイントでルクレールを上回っているものの、メルセデスのライバルに挑戦するには、彼とチームの両方がパフォーマンスを向上する必要があると主張している。


「僕らにはより速さが必要だ。それほどシンプルなことなんだ」と、4度のチャンピオン経験を持つベッテルは語る。


「僕らは速くならなければならない。マシンを正しい作動域に入れ込むために、僕らは意識的な努力をしなければならないんだ。ところが彼ら(メルセデス)にとっては、もっと簡単なことみたいだね」


「特にバクーのような場所では、マシンに対する確信が必要になる。僕はまだそこまで到達できていない」


「マシンに対して思うような答えが見つけ出せなかったり、レスポンスしなかったりするから、ベストな状態でドライビングできていないという感覚がある。不自然だと思うんだ。他の皆は、できているのだろうね」


 バーレーンGPでSF90をポールポジションにつけたルクレールは、このレースでの優勝をエンジンのトラブルにより逃しているが、特に予選ではマシンバランスの問題に大きな影響を受けていないように見える。


 しかしベッテルは、ふたりの純粋なペースの差は、彼のより注意深いアプローチによるものだとした。


「(パフォーマンスが)発揮できていないときには、行くべきではないという判断が正しいということになる。マシンを失うことになるからね」とベッテル。


「レースより、テストのときのほうが敏感だったと感じているんだ。テストは本当に良かったけれど、それはもうだいぶ前のことになる」


「僕らは速くなるために、前を見据えつつ、状況の扱い方や取り組み方を改善していく必要がある」


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