「これは完全に期待していいレベル」早くも新人王候補といわれる中日の「新星」とは

2023年5月9日(火)12時24分 ココカラネクスト

 先の3連戦、巨人を3タテした中日で一躍脚光を浴びたのはドラフト7位ルーキー、社会人出身の福永裕基内野手だ。

 5日の試合でプロ1号本塁打を放つと、続く6日の巨人戦でも8回に二死二塁から左前へ決勝適時打を放ち、接戦に決着をつけた。さらに7日の試合でも安打をマークとこれで出場6試合連続安打、うち4試合はマルチ安打を放つなど、新たな「安打製造機」として球界内からも注目を集め始めた。

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 この福永について以前から目をかけてきたヤクルトOBの宮本慎也氏が8日に更新された野球系ユーチューブチャンネル「野球いっかん!」の中で言及している。

 最近では足の負傷により数試合欠場した福永に対して、宮本氏はこう伝えたという。

 「出ろ!と。十分なパフォーマンスじゃなくても出れるんだったら出たほうがいい」「無駄なチャンスをほかに与えないのはすごく重要」と説いたというのだ。プロの世界は弱肉強食。少し調子を落としてもすぐポジションを取って替わられる世界なだけに、多少のケガであれば、無理してでも、出場を勧めたというのだ。

 結果として先の巨人3連戦の活躍につながった。現在規定打席未満ながら、打率・333まで上昇している。この成績に関しては「これは完全に期待していいレベル」と同氏は今後の活躍にも太鼓判を押す。

 両者の師弟関係といえば、プロ入り前にさかのぼる。福永がプロ入り前に在籍していた日本新薬の臨時コーチを宮本氏が務めていた縁で攻守にわたって教えを受けた経緯がある。特に守備はゴールデン・グラブ10度受賞の守備の名手から手ほどきを受けたことで安定した守備力も武器に、今やレギュラーの道を着実に進んでいる。

 チームにとっても貧打が悩みどころとあって、遅咲きのスーパールーキーの活躍は周囲への刺激ともなり、立浪監督も大いに期待している。早くも新人王候補にあがり始めた福永の快進撃は今後もひそかに注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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