【ヴィクトリアM】内枠で流れに乗って!スタニングローズ鋭脚Vだ

2024年5月11日(土)5時18分 スポーツニッポン

 G1名物「展開王」は先週、東京本社・悠貴が攻めた印でいい仕事。フルゲート18頭の立ち回りを読み切ってロジリオンを猛プッシュし、10番人気3着で馬券のスパイスになった。1、2着が上位人気だっただけに価値ある予想だ。いい流れでバトンを託された大阪本社・柏原健士が「ヴィクトリアマイル」で◎を託すのは…。叩き2走目で激変ムードが漂う、あの馬だ。

 東京芝1600メートルのスタート地点は向正面の向かって右奥、2コーナー付近にあり、ゲートを出て3コーナーまで直線が続く。たっぷり距離があるためテンからガリガリやり合うシーンはなく、過去10年を振り返るとハイペースの年は一度もない。17、18、21年がスローペースで、それ以外は平均ペース。メンバーを見ると前走でハナを切っているのは2頭だけ。コンクシェルは芝1800メートルの中山牝馬S、スタニングローズは芝2000メートルの大阪杯で、いずれもスローペースでの逃げだった。

 それなりに頭数はそろったが何が何でも…の逃げ馬が不在。スローペースが濃厚とみた。ただ、22年に18頭立て最低人気で直線しぶとさを発揮し、3着馬から鼻差の4着に入ったローザノワールのように逃げ馬が見せ場をつくっても、なかなか馬券に絡めないのがこの舞台。実際、スローペースになった前述の過去3回も逃げ馬は直線、後続にのみ込まれ、差し馬同士の決着となっている。直線が長く、しまい切れる脚質が優勢だ。

 例年と同じく東京芝はこの週に合わせ、前週までの最内Aコースから3メートル外のBコースにチェンジ。枠が重要になる。昨年、大外16番で2着に入ったソダシのように7、8枠も馬券圏内に来るが基本的にはコース替わりがアドバンテージになる内枠が有利とみていい。そこで2枠3番スタニングローズに◎を打った。

 昨年このレース12着後、左前脚の腱周囲炎で休養し、前走の大阪杯が約10カ月半ぶりの復帰戦。ブランクが長く、あの8着は敗因がはっきりしている。ひと叩きしたことに意味があり、この中間も順調に来ているのが何より。コースの違いはあるが21年新潟2歳S(5着)で32秒9の上がり3Fをマークしたように実は切れる脚も使える。昨年は出脚がつかず流れに乗り切れないまま終わったが前走で積極的なレースをした分、違った立ち回りができそう。道中ある程度、流れに乗って、しまいはスパッと。22年秋華賞馬が復活を遂げる。

スポーツニッポン

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