心温まる敢闘賞の復活を

2024年5月12日(日)9時30分 スポーツニッポン

 【六車奈々のナナイロ馬券】「岩手競馬を毎週生で見たい!」と思うが、関東在住の私には難しい。そこで頼りにしているのが、「よこてん」こと横川典視さんのSNSである。最新情報はもちろん、躍動感あふれる写真や現場のこぼれ話を楽しめるので愛読している。

 少し前、こんな記事を読んだ。「岩手には昔、出走全馬が1着から1秒以内だった場合に与えられる敢闘賞という賞がありました。確定後に“ただいまのレースは全馬が1秒以内でゴールしたことをたたえ敢闘賞が贈られます”という感じのアナウンスが流れたりもしました」。全馬が1秒以内なんて、ハンデ戦でもめったに見られないのではないだろうか。しかも岩手競馬の演出が粋だ!場内でこんなアナウンスが流れたら、私も思わず拍手をしただろう!よこてんさんに聞くと、当時は「お!今のは敢闘賞か?」「0・1秒間に合いませんでしたね〜」など会話も飛び交い、ファンも楽しんでいた様子がうかがえる。

 岩手競馬広報の今泉さんに尋ねると、敢闘賞は昭和54年に創設。平成9年の成績表には、出走馬10頭が1秒以内で全馬ゴールし、敢闘賞が贈られたという記録も残っていたそうだ。ぽっと心が温まる敢闘賞。岩手競馬さん、ぜひ復活お願いします〜!

 シアンモア記念は、好調グランコージーから。3連複1頭軸で(1)から(3)(4)(5)(6)(8)。各100円で計1000円。

 ◇六車 奈々(ろくしゃ・なな)1973年(昭48)12月2日生まれ、京都府出身の50歳。

スポーツニッポン

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