関取に王手の欧勝竜が2連敗 「切り替えて行きます」
2025年5月13日(火)15時39分 スポーツ報知
欧勝竜(右)を寄り切りで下した大奄美(カメラ・清水 武)
◆大相撲夏場所3日目(13日、東京・両国国技館)
東幕下2枚目・欧勝竜(鳴戸)が西十両13枚目・大奄美(追手風)に寄り切られ、2連敗となった。
作戦は明白だった。四つ相撲の大奄美にまわしを取らせたくない。師匠の鳴戸親方(元大関・琴欧洲)の指示も「絶対にまわしを取らせるな」だった。立ち合いから低く攻めたが、185センチ、190キロの壁は厚かった。
「離れて取ろうという意識はあったけど、最後にまわしを取られてしまった。まだ残り5番あります。切り替えていきたい」と荒い息の中から仕切り直しの言葉を絞り出した。
2019年の名古屋場所で序ノ口デビューしてから歴代3位の24連勝を成し遂げた実力者。先場所は東幕下28枚目で幕下優勝して2枚目までジャップアップ。右肩や左膝のケガのため“まわり道”はしたが、やっと手にした最大のチャンス。簡単に諦めるわけにはいかない。