横浜FM、柏に敗戦で5連敗&9戦未勝利で最下位…主将喜田拓也「人生をかけて、全てを出し切らないといけない」
2025年5月15日(木)12時43分 スポーツ報知
喜田拓也
◆明治安田J1リーグ▽第14節 横浜FM0—2柏(14日・日産スタジアム)
横浜FMが14日にホームで柏と対戦し、0—2で敗れた。
前半は0—0で折り返したが、後半11分に左サイドからのクロスを柏の小泉に合わせられて失点。後半14分にMF山根、FWヤンマテウス、FW遠野を投入し、同26分にはFWエウベル、DF永戸を送り出して勝負をかけたが、ゴールは遠く、終了間際の失点で勝負は決まった。
これでリーグ5連敗&9戦未勝利で最下位と低迷。3月16日のG大阪戦(2〇0)を最後に約2か月間、勝利から遠ざかるなど、かつてない苦境に陥っている。主将のMF喜田は「自分たちで打開していくしか方法はないし、誰も助けてくれない。本当にこのクラブにいる価値みたいなものを言葉で言うのは簡単ですし、その中身、意味を全員が考えないといけない。選手は移籍があったり、入れ替わりが激しかったり、なかなか一つのチームでずっとやるのは難しい世界ですけど、ファン・サポーターの中にはマリノスに人生をかけて、長い間支えて、愛してくれている方々がたくさんいることを僕らは理解しないといけない。理解するだけではなく、その思いをちゃんと結果に僕らの力でつなげないといけない。クラブとして感じて、行動に移さないといけない。このクラブにいる間は、人生かけてやらないといけないし、全てを出し切らないといけない。どんなことがあっても、それは絶対にやらないといけない。クラブより大切な個人はないので、そこを全員でもう1回感じて、前に進まないといけない」と厳しい表情を浮かべた。
試合後にゴール裏のサポーターへあいさつした後には立ち止まり、声援を続けてくれる人の姿を目に焼き付けた。「ファン・サポーターの皆さんの表情だとか、熱気、気持ちを自分たちが感じないといけないと思ったので、あそこですぐにあいさつをして上がってしまうのではなく、それをしっかりと自分たちの体に入れて、次に進まないといけないと思ったので。その気持ちをみんなで感じて、進まないといけないと思った」と振り返る。
中2日で京都(17日)、神戸(21日)、鹿島(25日)と中3日以内で上位陣とのホームでの連戦が続くが「中身に関しては詰め続けること。短い中でもコミュニケーションを取るだとか、感じたことを話す。もちろん難しいですけど、それを言い訳にしている段階ではないと思うので、ある意味、どんな内容でも勝ち点3を取るという覚悟も持ちながら進みますし、勝つためには内容の中身も上げないといけないので。そこのコミュニケーションは大事」と強調。チーム一丸で戦い抜き、苦しい現状を打破していく。