町田・黒田監督が15日「Jリーグの日」にC大阪戦 31年前は北海道の社員寮「想像もできなかった」

2024年5月13日(月)21時54分 スポーツニッポン

 J1初挑戦で現在2位のFC町田ゼルビアは15日、セレッソ大阪をホームに迎える。13日の非公開練習後に黒田剛監督(53)が取材に応じ、Jリーグで指揮を執る喜びをあらためて口にした。

 15日は1993年にV川崎—横浜Mの開幕戦が開催された「Jリーグの日」。トップチーム発足から間もない93年当時は東京都3部で戦っていた町田が、31年の時を経て最高峰のJ1リーグ戦を戦うまで上り詰めた。今季が指揮2年目の黒田監督も、31年前の5月は大体大を卒業し、サッカーに区切りをつけて地元の北海道でホテルマンとして就職したばかり。華々しく開催された開幕戦は、リゾート地「トマム」の社員寮のテレビで別世界の出来事として見ていたという。

 「北海道でサービス業で生きていこうと思っていた。サッカーが恋しくなった夏ごろに教員の道を目指そうと方向転換したけど、プロは全然自分の範ちゅうになかった」。北海道の公立高を経て、翌94年に縁のあった青森山田で約29年間教員として部活動のサッカーを指導。昨季から活躍の舞台をJリーグに移した。Jリーグ開幕が転身の直接の引き金になったわけではないとしながらも、J1首位を争う監督として迎える記念日を前に「こういう風になるとは想像もしていなかった」と感慨にふけった。

 町田は前節湘南とスコアレスドローに終わり、勝ち点26で並んだ神戸との得失点差で首位から陥落して2位。「今季で一番できなかった試合という評価。引き分けたけど負けくらいの気持ちで捉えている」。一方で「直近の試合が悪かっただけで、13試合で勝ち点26、勝ち点平均ちょうど2という数字は悪くない」とも。ポジティブにも悲観的にもなりすぎず「あくまでチャレンジャーとして臨む」姿勢を強調した。

スポーツニッポン

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