ダル 日米通算199勝目懸け先発 ド軍強力打線相手に4回まで完全投球 打線が初回に2者連発で援護

2024年5月13日(月)5時35分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ パドレス—ドジャース(2024年5月12日 サンディエゴ)

 パドレスのダルビッシュ有投手(37)が12日(日本時間13日)、日米通算199勝目を懸けて本拠でのドジャース戦に先発。この日は母の日とあり、母の日仕様のピンク色のグラブ、靴紐でマウンドに上がり、4回まで完全投球と上々の立ち上がりを見せた。

 日米通じて初対決となった3月20日の開幕戦(韓国・ソウル)から今季ここまで2度の対戦で5打数1安打2三振だった大谷翔平とは今季3度目の対戦が予定されていたが、大谷が腰の張りを訴えたため欠場。注目の対決はお預けとなった。

 大谷は先発メンバーから外れたが、初回は1番ベッツに対して94.5マイル(約152.0キロ)の速球で押し込んで二飛。2番フリーマンも95.9マイル(約154.3キロ)の速球で右飛、3番スミスは95.5マイル(約153.6キロ)で遊ゴロに打ち取った。初回は17先発連続で初回を無失点で切り抜けた。

 打線はその裏の攻撃で2番タティス、3番クロネンワースが2者連続本塁打を放って2点を先制。タティスはこれが通算114本塁打で、カージナルスなどでプレーしたタティス・シニアの通算113本塁打を上回った。

 2回も威力のある速球を軸にT・ヘルナンデス、マンシー、パヘスの3人を3者凡退に抑えた。3回はE・ヘルナンデスからこの試合初めての三振を奪うと、2死後にもバーンズから見逃し三振を奪った。4回もベッツ、フリーマン、スミスの上位打線をあっさりと3人で片付け、4回まで48球で完全投球を続けた。

 前回登板となった6日の敵地でのカブス戦では、5回を投げ3度得点圏に走者を進められる苦しい内容。それでも粘りの投球で無失点でしのぎ、5回3安打無失点、5奪三振で今季2勝目、日米通算198勝目を挙げた。

スポーツニッポン

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