出た!巨人のリチャード弾!敵地騒然...初安打が今季1号 移籍即スタメンで3年、1035日ぶり通算11号

2025年5月13日(火)19時25分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 巨人—広島(2025年5月13日 マツダ)

 ソフトバンクからトレード移籍した巨人のリチャード内野手(25)は13日、広島戦(マツダ)に「7番・三塁」で移籍即スタメン入り。5回の第2打席に移籍初安打となる衝撃の今季1号ソロ、2022年以来3年ぶりとなるプロ通算11号を放った。

 “らしく”初安打は名刺代わりの一発だ!巨人ベンチも敵地スタンドも沸きに沸いた。この日に広島入りし、入団会見後にチームに合流したプロ8年目を迎えた25歳。5回の巨人移籍第2打席に衝撃の一発を敵地スタンドに叩き込んだ。

 今季初勝利を狙う戸郷が4回まで77球を投げ3失点とチームに重い空気が流れる中で迎えた5回だった。先頭のリチャードは相手先発左腕・森が投じた3球目、143キロの甘く入ってきた直球を見逃さなかった。豪快にバットを振り抜くと、高々と上がった打球は長い滞空時間の末に左中間スタンドぎりぎりに吸い込まれた。阿部監督も笑顔で出迎え。巨人ベンチが大騒ぎとなる中、笑顔でダイヤモンドを1周した「巨人のリチャード」は、新たな仲間たちの出迎えに歓喜の声を上げながらハイタッチで応えた。

 ウエスタン・リーグの5年連続本塁打王ながら、リチャードが1軍で本塁打を放つのは、2022年7月13日のオリックス戦(ペイペイD)で宮城から2回と4回に2打席連発ソロを放って以来、実に1035日ぶり。ちなみに、この時は前日12日にシーズン1号ソロを放っており、自身初の2戦連発だった。2022年シーズンは結局この3本で終了。また、リチャードのプロ1号は2021年9月5日のオリックス戦(ペイペイD)で増井から打った逆転満塁弾(この日は2号ソロも記録)。2021年シーズンは終盤約1カ月で7発の本塁打を固め打ちした。なお、1号グランドスラム以降、2号から10号までは全てソロ本塁打だった。

 2回に訪れた記念すべき初打席は、森が投じた初球145キロの高めの直球をフルスイング。ファウルだったが、その豪快さにスタンドはどよめき。しかし、5球目の外角低めチェンジアップにバットは空を切った。

 ▼リチャード これまでは1打席目の三振を引きずって打席に立っていたが、みんなの「切り替えて」という言葉が素直に入ってきました。その結果フレッシュな気持ちで打席に入ることができました。この気持ちを続けられるように頑張ります。

 ◇リチャード(本名・砂川=すながわ=リチャード)1999年(平11)6月18日生まれ、沖縄県出身の25歳。沖縄尚学では甲子園出場なし。高校通算25本塁打。17年育成ドラフト3位でソフトバンク入団。20年3月に支配下選手登録。1メートル89、123キロ。背番号52。右投げ右打ち。今季年俸1000万円。

スポーツニッポン

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