亀田和毅「面白い試合に...」 3階級制覇を懸けた24日へ気合いを入れる一方で、王者はフライング来日

2025年5月13日(火)17時18分 スポーツニッポン

 「3150×LUSHBOMU vol6」(5月24日 インテックス大阪)のメインイベントで、IBF世界フェザー級王者のアンジェロ・レオ(30=米国)に挑戦する同級1位の亀田和毅(33=TMK)が13日、大阪市内の所属ジムで公開スパーリング。プロ46戦目を迎えるキャリアが言葉に落ち着きを与えていた。

 「いつも通り、いい感じで調整できている。(王者の)レオは穴がない。フェザーの中ではいい選手。面白い試合になるんちゃうかな」

 3階級制覇への力みや気負いはない。「やっていることは前回(の試合)と変わらない。最高のパフォーマンスを見せて、(お客さんが)観て良かったと思われるような試合をしたい」。派手なKO宣言もなく、自分のボクシングを貫く信念だけがあった。

 挑戦者がストイックに調整を進める一方で、王者が「フライング来日」していることがこの日、判明した。本来なら14日に決戦の地を踏む予定が、興行のプロモーターを務める亀田興毅氏サイドに連絡も入れず、9日までに来日。興毅氏は「ウソ、何で来てるん?(って感じ)」と驚いたうえで、「ナーバスになってるんじゃないですかね。早く来日して(気候などに)慣れようというか」と、その心理状態を読み解いた。

 もちろん、和毅は煩わしい外的要因などまるで気にしていない。父・史郎氏を筆頭に、トレーナーら総勢10人の「チームトモキ」で臨む大一番。再びベルトを巻くために、やるべきことは体に染みついている。

 「いつも通りのことをやって、勝てばベルトがついてくる。そういう感覚」

 世界でも屈指の実力者が集うフェザー級の頂点へ。和毅には、その道筋が見えている。

スポーツニッポン

「亀田和毅」をもっと詳しく

「亀田和毅」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ