【中日】田中幹也、適時打でチームに26イニングぶり得点もたらす ユニホーム忘れるもバットで取り返した
2025年5月14日(水)5時0分 スポーツ報知
田中幹也
◆JERAセ・リーグ 中日5—4ヤクルト(13日・豊橋)
グラウンド外でのミスをバットで取り返した。0—3の初回2死満塁。中日・田中が、先発・小川の外角直球を右前に運び、チームに26イニングぶりの得点を呼び込んだ。2安打1打点の活躍に「三輪さんパワーで頑張りました」と、はにかんだ。
だぶついたユニホームを正して、グラウンドに飛び出した。背中には「MIWA 111」。身長166センチの田中が、身長185センチの三輪ブルペン捕手のユニホームを拝借した。初回に、「本日、田中選手は事情により、背番号111のユニホームでプレーします」と、アナウンスされた。チームはこの日の朝、豊橋に移動してのヤクルト戦。「ユニホームを忘れた。最初は前田さん(ブルペン捕手兼用具担当)に借りようと思ったけど、サイズが大きくて」と笑った。ユニホームに加え、帽子も忘れる“ダブルパンチ”でも、3ケタの背番号を輝かせた。チームは逆転勝ちで連敗を2で止めた。(森下 知玲)