阪神・才木 「守備からリズムが出るような投球ができなかった」粘投7回1失点も反省
2025年5月14日(水)5時15分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 阪神1—1DeNA(2025年5月13日 ハードオフ新潟)
才木が今季4勝目を期して先発し、7回1失点で耐えた。先発・ケイと6回まで0—0の投手戦を演じながら、7回1死三塁から代打・松尾に先制の中犠飛を献上。延長12回引き分けの責任の一端を背負い、帰路に就いた。
「守備からリズムが出るような投球ができなかった」
初回、先頭・桑原に中前打を許し、1死後にも度会に右前打。3回には先頭・林の左翼線二塁打から2死満塁まで攻め立てられた。5回は無死一塁からケイのバントを二塁へ悪送球する失態も重なって1死二、三塁の苦境を誘発。全てで踏ん張り、本塁は踏ませなかったが、援護がなかったのは、苦しい内容と無関係ではないだろう。
「0—0の試合が続いているときに、先制点を与えないのは大事。7回のピンチも切り抜けられるように」
昨季は何度も見た、省エネでアウトを積み重ねる勇姿が影を潜める。次回先発は20日巨人戦、舞台は甲子園。聖地の大歓声を浴び、才木が真の姿を取り戻す。 (八木 勇磨)