J3沼津 新加入FW白輪地が合流初日から抜群の走力披露 「特長やキャラを出していきたい」
2025年5月14日(水)16時5分 スポーツニッポン
J2いわきから期限付き移籍が発表されたJ3沼津FW白輪地敬大(23)が14日、沼津市内で行われた全体練習に合流した。インターバル走などで持ち味の走力を存分にアピール。「チームに慣れて自分の特長やキャラを出していきたい」と浮上の切り札になることを誓った。
合流初日からフルスロットルで練習に打ち込んだ。3チームによる8対8のミニゲーム(6本)では、白輪地がフリーマンとしてただ1人フル出場。「いわきで走ることには慣れているんですけど、初日ということもあってキツかったですね」と苦笑い。「移籍が決まってから4日くらい空いたので逆に動きたかったので良かったです。体力、走力は自分の特長。ストロングなので問題ないです」と自信をみせた。
桐蔭横浜大から24年にJ2いわきに入団。プロ1年目はリーグ戦10試合に出場したが、今季はここまで公式戦出場はなかった。現状打破しようともがいていた中で、沼津からのオファーは魅力的に見えた。「いわきで出られていないときに声を掛けてくれた沼津には感謝しかないし、結果で応えたい。(移籍の)決め手は攻撃的なサッカーが自分に合うと感じた」と即決した。
この日のミニゲームではインサイドハーフのポジションでプレーしたが、走力を生かした前線からのプレスや背後への抜け出しなども特長で、1トップでの起用も見込まれている。練習を見守った中山雅史監督(57)は「ボールもさばけるし、色々なことができる。期待感はありますね。良い風を吹かせてくれると思う」と振り返った。
急な移籍でまだホテル生活と慌ただしい中でも、13日にはパワースポットとしても有名な三嶋大社を参拝。「お参りに行って力を貸してもらおうと思いました」と信心深い一面も見せる。順調に進めば、沼津デビューは最短で6月8日のホーム金沢戦になる見通し。起爆剤として期待の23歳は「試合に出ることにすごくワクワクしているし、そこに合わせてやるしかない。練習試合などで結果を出して(実力を)示したい」と愛鷹でのプレーを心待ちにした。