角皆友晴 ＮＨＫ杯で下克上 橋本、岡ら新旧五輪王者を「出来次第では越せるんじゃないかな」…１６日開幕
2025年5月15日（木）13時19分 スポーツ報知
NHK杯に向けた会見で抱負を語る角皆友晴（カメラ・松末 守司）
体操の世界選手権（１０月・ジャカルタ）代表最終選考会を兼ねたＮＨＫ杯（１６〜１８日、東京体育館）に向けた前日会見が５月１５日、都内で行われ、４月の全日本個人総合選手権で３位タイだった角皆友晴（順大）は、「個人総合で順位を一つでもあげて世界選手権代表に選ばれることが一番の目標です。自分の出来次第ではまだまだ越せるんじゃないかな」と強い気持ちで挑む。
全日本では、２４年パリ五輪３冠の岡慎之助（徳洲会）、２１年東京五輪の男子個人総合金メダルの橋本大輝（日本生命・セントラルスポーツ）に続く３位タイと王者２人に後塵を拝した。逆転に向けて、全日本ではあん馬の演技構成で抜いていたＤ難度の「ショーン」を今大会は取り入れ、攻めの演技構成で勝負にでる。「あん馬に関しては全日本は安定性、ミスをしないことを重視して技を抜いていたが、やはりＮＨＫ杯はもともと使っていた技でもありますし、やっぱり攻めていこうかなと思って入れます」と新旧五輪王者の２強に割って入る決意だ。
世界選手権代表枠は男子は最大６枠。全日本選手権の得点の半分を持ち点にＮＨＫ杯を争い上位２人が個人総合の代表に決定する。種目別は全日本とＮＨＫ杯の得点から各種目の最上位者を代表候補に選ぶ。７月までの国際大会を対象にした日本協会が作成する世界ランキングをもとに、１位との得点の比較で絞り込んでいく。４枠の女子は全日本の予選と決勝、ＮＨＫ杯の合計得点で上位２人が個人総合枠で決まる。種目別は各種目に設けた「基準得点」をより上回った２人を選出する。
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