ユーヴェ、退場者出すもインテル撃破! イタリア・ダービー制し暫定4位浮上

2021年5月16日(日)2時56分 サッカーキング

イタリア・ダービーを制したユヴェントス [写真]=Getty Images

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 セリエA第37節が15日に行われ、ユヴェントスとインテルが対戦した。

 5位ユヴェントスと優勝を決めているインテルによるイタリア・ダービー。ユヴェントスにとってはチャンピオンズリーグ(CL)圏内に食い込むために勝たなければならない一戦となった。今季はすでに3度対戦している両チームだが、戦績はともに1勝1敗1分けとなっている。

 ユヴェントスは11分、右サイドからのクロスをフェデリコ・キエーザが折り返すと、これにデヤン・クルゼフスキが右足で合わせる。しかし、シュートは相手ディフェンダーにブロックされ、先制点とはならない。

 ユヴェントスは23分、左CKからゴール前にボールを入れると、ジョルジョ・キエッリーニがマッテオ・ダルミアンに倒されてPKを獲得。24分、キッカーを務めるクリスティアーノ・ロナウドのシュートはGKサミール・ハンダノヴィッチに阻まれるが、自ら押し込んで先制に成功した。

 1点ビハインドのインテルは34分、ラウタロ・マルティネスがエリア内でマタイス・デ・リフトにかかとを踏まれ、VARが介入した結果PKを獲得。35分、これをロメル・ルカクがゴール左下に沈め、前半のうちに試合を振り出しに戻した。ユヴェントスは42分、ダニーロがエリア内から狙うが、枠を捉えることはできず。

 ユヴェントスは前半アディショナルタイム3分、勝ち越しに成功する。右サイドエリア手前に転がってきたボールをフアン・クアドラードが右足でダイレクトシュート。これがクリスティアン・エリクセンに当たり、コースが変わってゴール中央に突き刺さった。ユヴェントスが1点リードで後半へ折り返した。

 インテルは51分、左サイドからカットインしたラウタロ・マルティネスが右足でシュートを放つが、わずかに枠を越える。するとユヴェントスは55分、ロドリゴ・ベンタクールがルカクを後ろから倒し、2枚目のイエローカードで退場となり、直後の57分、クルゼフスキに代えてウェストン・マケニーを投入する。

 インテルは82分に得点機。イヴァン・ペりシッチが左サイドからカットインし、クロスを上げる。これにマティアス・ベシーノがファーサイドでヘディングで合わせるが、GKヴォイチェフ・シュチェスニーに防がれた。しかし、インテルは直後の83分、同点に追いつく。ニコロ・バレッラが左からクロスを上げると、キエッリーニがオウンゴール。一時はキエッリーニへのファウルかと思われたが、VARの結果インテルの得点が認められた。

 それでもユヴェントスは試合終了間際の88分、勝ち越しに成功する。クアドラードがエリア内右でペリシッチ倒され、PKを獲得する。これを自ら決めた。試合はこのまま終了。後半に退場者を出し、苦しい展開が強いられたユヴェントスだったが、2度追いつかれるも勝ち越し、インテルに勝利。CL圏内の暫定4位に浮上して望みをつないだ。インテルは1月6日の第16節サンプドリア戦以来、4カ月ぶりのリーグ戦黒星となった。

 次戦、ユヴェントスは19日にコッパ・イタリア決勝でアタランタと激突。インテルは最終節、23日にホームでウディネーゼと対戦する。

【スコア】
ユヴェントス 3−2 インテル

【得点者】
1−0 24分 クリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス)
1−1 35分 ロメル・ルカク(PK/インテル)
2−1 45+3分 フアン・クアドラード(ユヴェントス)
2−2 83分 オウンゴール/ジョルジョ・キエッリーニ(インテル)
3−2 88分 フアン・クアドラード(PK/ユヴェントス)

サッカーキング

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