「看板弾もある」球界レジェンドOBが注目する巨人・秋広優人の「改良ポイント」とは

2023年5月17日(水)6時0分 ココカラネクスト

新55番として本格覚醒が期待される秋広(C)CoCoKARAnext

 巨人の若武者、秋広優人が躍動している。

 巨人は16日のヤクルト戦(静岡)に9−8と勝利。今季最多となる17安打で打ち勝った試合となったが、「6番・左翼」で先発出場した秋広は同点の7回無死二、三塁の好機に左中間へ勝ち越しの2点二塁打を放つなど、1試合3安打3打点を記録した。

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 秋広はこの日、1回二死一、二塁の第1打席で中前適時打、3回一死二塁からも中前打を放っていた。1試合3打点はプロ入り後、最多。好調を維持していることには「結果も出ているので、これからも結果を出し続けられるように頑張ります」と力強く宣言した。

 着々と階段を上がっている。逆転勝ちした13日の広島戦(東京ドーム)でも延長12回に同点適時打を放つなど、プロ初の4安打猛打賞を飾っていた。

 新55番に巨人ファンがぐっときたのは、13日の試合後のコメントにもあった。

 試合後、本拠地東京ドームのお立ち台に上がった秋広は背番号55の話題になると「やっぱり55番を背負わせてもらっているので、55番は秋広に背負わせて良かったって思われるような選手になりたいと思います」と力強く言い切った。この責任感あふれるセリフには、ネット上で「秋広はチームの希望」「ずっと出してほしい」など継続した出場を望む声が上がっている。

 身長2メートル、恵まれた体躯からなる豪快な打撃には期待が高まっているが、秋広の打撃の状態に関しては球界内からも様々な考察の声が上がっている。

 ヤクルトのレジェンドOBであり、ゴールデングラブ10度受賞と守備の名手で知られる宮本慎也氏は野球系ユーチューブチャンネル「野球いっかん!」の11日までに更新された動画内で秋広について触れている。

 以前から秋広には注目してきたという宮本氏。まずポイントとして挙げたのは「1番悪い癖が改善されつつある」として、テイクバック時にひじが背中側に入っていたのが改善しつつあるとした。

 さらに4月29日の広島戦ですでにプロ初ホームランを放っているが、今後に関しては「もっとボールがしっかり捉えられるようになれば看板(弾)もある」とした。

 条件としてはバットの入射角をあげる。現在はやや上からバットが入っているが、これがもう少し下から入ってボールをしっかり捉えられるようになると「けっこうボールが飛ぶようになる」と太鼓判を押す。

 秋広に関しては新55番として「飛ばす力」は誰もが認めている。ここまで試行錯誤しながら、自身のスタイルを模索しているが、今後もどんな道を歩むのか。その成長過程もファンにとっては楽しみの一つとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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