ユーヴェ、ディバラ&キエッリーニのホーム最終戦を白星で飾れず…ラツィオが劇的同点弾

2022年5月17日(火)6時27分 サッカーキング

ディバラとキエッリーニのホーム最終戦はドローに [写真]=Getty Images

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 セリエA第37節が16日に行われ、ユヴェントスがホームにラツィオを迎えた。

 今シーズン、ユヴェントスはセリエAを4位で終えることが既に決まっている。しかし、無冠でシーズンを終える悔しさを晴らすためにも、残り2戦は勝利で飾りたい。今季限りでクラブを離れることが決まっているジョルジョ・キエッリーニとパウロ・ディバラは、同試合でスタメン入り。今季のホーム最終戦で有終の美を飾ることができるのか、注目が集まる。

 試合は4分、ラツィオが左サイドへロングパスを繋ぐと、開いていたマッティア・ザッカーニがカットイン。パス交換をしながら最後はダニーロ・カタルディが右足を振り抜くと、シュートはクロスバーを叩いた。

 均衡が破れたのは10分。ペナルティエリア手前でボールを受けたディバラが、“らしさ”溢れるステップでドリブル突破を試みる。これはDFにクリアされるも、マイボールのスローインからアルバロ・モラタがボールを持ち、中央へのクロスを選択。ファーサイドめがけたボールをドゥシャン・ヴラホヴィッチが頭で沈め、ユヴェントスが先手を取った。

 17分には“ラストマッチ”のキエッリーニがマタイス・デ・リフトと交代に。キャプテンマークはディバラへと受け継がれた。

 ラツィオも反撃の機会をうかがうも、ユヴェントスの強固な守備陣を前にゴールを奪えない。すると36分、ディバラのヒールパスからフアン・クアドラードがボールを持ち運ぶ。ペナルティエリア左で待っていたモラタにボールが渡ると、タイミングを見ながら右足でシュート。狙い澄ました一撃がゴール右隅に吸い込まれ、ユヴェントスが点差を広げた。

 後半に入ると。2点のビハインドとなったラツィオが反撃へ。51分、右コーナーキックのチャンスでカタルディが正確なボールを供給すると、パトリックがヘディングシュート。ボールはアレックス・サンドロに当たってネットを揺らし、ラツィオが1点を返した。

 その後は一進一退の攻防戦となるも、ややラツィオが押し込む展開に。89分には途中出場のフェリペ・アンデルソンが右足シュートでネットを揺らすも、直前のプレーでファウルを取られ、同点弾は認められなかった。

 このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム、ラツィオが怒涛のカウンターアタック。自陣から相手ゴール前までボールを運ぶと、トマ・バシッチが左足で狙う。このフィニッシュはユヴェントスGKマッティア・ペリンに防がれるも、こぼれ球にセルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチが反応。強烈なシュートでニアサイドを撃ち抜き、ラツィオがラストプレーで同点に追いついた。

 試合はこのままタイムアップ。劇的な展開となった一戦は、引き分けで終了している。21日に行われる最終節、ユヴェントスは敵地でフィオレンティーナと対戦。一方、ラツィオはホームにヴェローナを迎える。

【スコア】
ユヴェントス 2−2 ラツィオ

【得点者】
1−0 10分 ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(ユヴェントス)
2−0 36分 アルバロ・モラタ(ユヴェントス)
2−1 51分 パトリック(ラツィオ)
2−2 90+6分 セルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチ(ラツィオ)

サッカーキング

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