神谷そら 首位浮上 2年ぶり復活Vへ1Wに頼らず7バーディー
2025年5月18日(日)7時4分 スポーツニッポン
◇女子ゴルフツアー SkyRKBレディース第2日(2025年5月17日 福岡県 福岡雷山GC=6489ヤード、パー72)
24位から出た神谷そら(22=郵船ロジスティックス)がボギーなしの7バーディー、この日ベストスコアの65と伸ばして通算9アンダーで、小祝さくら(27=ニトリ)、金沢志奈(29=クレスコ)と並んで首位に立った。ルーキーイヤーの23年に2勝した大器が2年ぶり3勝目に大きく前進した。
得意の1Wに頼らずにコース攻略の糸口をつかんだ。飛ばし屋の神谷がこの日、1Wを握ったのは2ホールだけ。その18番でバンカーからの3打目を1メートルに寄せ、7個目のバーディーを決めて首位の座を奪った。
「ここは1Wだと突き抜けてしまうところが多いので、ほとんど振りませんでした。セカンドをしっかりグリーンに乗せることができたので良かったです」。23年にフジサンケイ・レディースと国内メジャーの日本女子プロで優勝し、一気にトッププロの仲間入りを果たした。
だがその後、左足首と膝を痛め調子を崩した。昨季は患部にテーピングを施しケアをしながらのランドが続いて、年間ポイントランク43位で何とかシード権を守った。
今季の開幕前には「調整と挑戦」をテーマに掲げ、復活Vと昨年14オーバーで予選落ちを喫した世界最高峰の全米女子オープンでのリベンジを目標に置いた。同大会の日本予選で結果を出せずその機会は来年以降に持ち越しになったものの、2週前に仲の良い菅沼菜々がシード陥落から再起し2年ぶりの優勝を飾ったことが発奮材料になった。
「私は“ぎり”でシードを取れたんですけど、お互い苦しい時期が重なっていたのでうれしかった。気持ちを奮い立たせるきっかけになりました。3勝目ができたら良いなと思いました」。復調著しい大器が、親友に続く復活Vに挑む。