「速すぎるよ…」一塁まで4秒台! 大谷翔平の“快速”を目の当たりにした敵野手は脱帽「オオタニは呆れるぐらい速い」

2023年5月19日(金)16時0分 ココカラネクスト

懸命に一塁を駆け抜けた大谷。彼の速さは相手野手や指揮官たちを愕然とさせた。(C)Getty Images

 大谷翔平(エンゼルス)の快速ぶりに相手チームからは嘆きの声が上がった。

 話題となっているのは、現地5月18日に敵地ボルチモアで行なわれたオリオールズ戦、終盤8回の一コマだ。

 5対5で迎えた同回に大谷は2死満塁という勝ち越しの絶好機で打席に立つと、オリオールズ6番手ダニー・クーロムの投じた外角低めのスライダーを捉えて一、二塁間方向へと鋭い打球を飛ばした。ボールは相手一塁手のライアン・マウントキャッスルに横っ飛びで好捕されてしまうのだが、大きなストライドを利して駆け出した背番号17は、颯爽と一塁ベースを駆け抜けてセーフとなったのだ。

【動画】敵野手も嘆くしかなかった脅威にスピード! 大谷翔平の内野安打シーン

 値千金の勝ち越し打を放った事実もさることながら、やはり脚光を集めたのは規格外のスピード。詳報をレポートしたMLB公式のジョー・トレッツァ記者は、この時の大谷が28.7フィート(約8.7メートル)でトップスピードに達し、一塁線上をわずか4.22秒で駆け抜けたと伝えている。

 3日前に先発投手を務めたとは思えない脚力。この28歳のサムライが見せつけた速さを眼前で目の当たりにしたマウントキャッスルは、試合後に地元紙『Baltimore Sun』などの取材で「本当に速い。速すぎるよ……」と本音を漏らした。

「クーロムはマウンドから右側に身体が向いていた。だから、オオタニにベースまでの競走で勝つのはとても難しい場面ではあった。なんせ彼は本当に速いからね。僕が一塁をカバーしにいくのも不可能だったし、脱帽さ。オオタニは本当に、呆れるぐらい速いんだ。とにかく何であれ、あの場面はセーフになっていたと思うよ」

 また、オリオールズを率いるブランドン・ハイド監督も「私は瞬間的にセーフになると確信した」と断言。「(本塁〜一塁間を)3秒ちょっと走っていると思うが、上手くボールが渡っていても、どうやったってセーフだったと思うね。クーロムはオオタニ相手にいい投球をしたが……彼は素晴らしい走者でもあるんだ」と大谷のスピードを称えた。

 驚異の脚力で値千金の1点をもぎ取り、チームに勝利をもたらした大谷。この日は初回に10号ホームランを放つなど、千両役者ぶりを存分に見せつけた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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