セナ最後の勝利、モナコGP優勝時のマクラーレンマシンをバーニーが約5億5000万円で購入
2018年5月20日(日)7時10分 AUTOSPORT web
金曜日にモンテカルロで開催されたボーナムのオークションで、F1元最高権威者バーニー・エクレストンは、アイルトン・セナが1993年モナコGPで優勝した際のマシン、マクラーレン-フォードMP4/8-6に419万7,500ユーロ(約5億5000万円)という大金を投じ、名誉あるオーナーとなった。
歴史的なモナコGPを週末を控え、この取引はその日のオークションの注目の的となった。
このマシンにはマクラーレンでの勝利の歴史と共に、セナが5度目かつ最後の優勝となったモナコでの勝利が飾られた特別なマシンである。そのようなことから、個人資産家に所有されるのが常だった。しかし今回エクレストンが購入したことで、このマシンはF1界に所有されることになった。
F1前最高権威者のバーニーは、彼自身の刺激的な人生の中で、膨大な数のクラシックカーやレースカーを収集してきた。しかしそれは公にはされていない。
手始めにバーニーは、自身がブラバムのチームオーナーを務めている間にレースに出走したほとんどのマシンを所有し、その他にも12台のマシンを長年に渡って収集している。その多くはロンドンのビギンヒルに保管されており、残念ながら一般には公開されていない。
また、同日の夜のオークションにはセナの2台目のマシン、1984年のトールマン・ハートTG184が出品され、161万ユーロ(約2億1000万円)の値がついた。どちらもかなりの高値が付く取引となった。