【日本ハム】リーグ首位堅守、開幕ダッシュ成功も…頂点へ向け払拭したい「2つの不安要素」

2025年5月20日(火)6時20分 ココカラネクスト

新庄監督が掲げる大航海の行方が注目される(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 開幕から好調を維持し、現在パ・リーグ首位の日本ハム。悲願のリーグ優勝へ向け、好調なスタートを切った。

 選手層も昨年よりさらに厚みを増し、どの選手が出場しても安定した成績を残せるまでに成長している。このまま悲願の優勝へ向け、さらに加速したいところだが、一方で投打ともに不安要素も見受けられる。

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 まず、投手面ではリリーフ陣の安定だ。5月18日のロッテ戦では1点リードの9回から登板した田中正義が二死無走者からネフタリ・ソトに痛恨の同点となる6号ソロを浴びると、延長12回に7番手の山本拓実が一死一、二塁とされ、ルーキーの西川史礁にサヨナラ打を食らった。

 また、14日のオリックス戦では8回に登板した河野竜生が二者連続四球で一死も奪えず降板、試合終盤での痛い失点が目立つ。先発陣が安定しているだけに、盤石な勝利の方程式の確立、そして攻撃に繋がるいい流れを引き寄せるピッチングを期待したいところ。

 そして、打撃面では攻撃の確実性を上げるためにも、犠打の成功が求められそうだ。チームは開幕25試合目で今季初犠打が記録されるなど、昨年までと一変して攻めの攻撃を展開してきた。実際にリーグトップの「42」本塁打(18日現在)と一発攻勢で勝ち星を積み重ねてきた。

 一方で犠打に関しては感覚が遠のいてしまったのか、失敗が相次ぎ、実際にここまでチームではリーグ最少の「8」犠打を記録、攻撃の流れを止めてしまうケースも多く見られた。今月11日の試合前には現役時代179犠打を決めた田中賢介スペシャルアドバイザーによるバント塾が開講され、レイエスや万波中正、清宮幸太郎ら、全員が参加し成功の秘訣を学んだとも報じられた。

 6月には交流戦に突入、その後は勝負の夏場の戦いと一層落とせない大事な試合が続いていく。一戦一戦を確実にものにするためにも、1点を奪いにいく犠打の成功は攻撃において重要なポイントの一つだ。

 リーグ首位の今だからこそ、早い内に不安要素を払拭させ、新庄政権下において悲願の日本一に上り詰めたい。今後の戦いぶりも注目を集めていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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