日本ハム・伏見 「お前は満塁男だ」山田コーチの言葉からパワー!今季3打数3安打の打率10割、4打点!

2025年5月21日(水)6時0分 スポーツニッポン

 ◇パ・リーグ 日本ハム2—5ソフトバンク(2025年5月20日 エスコンF)

 日本ハムの伏見寅威捕手(35)が20日、ソフトバンク戦に「9番・捕手」で出場し、0—0で迎えた2回2死満塁で中前へ先制2点適時打を放った。道産子バッテリーを組んだ伊藤大海投手(27)をバットで援護したが、打線は3回以降無得点。9回を投げ抜いたエースも、リーグトップの6勝目を逃し、チームは2連敗を喫した。

 言霊。伊藤の女房役としてマスクをかぶった伏見には、山田バッテリーコーチからかけられた言葉から不思議な力を得た。

 「“お前は満塁男だ”といつも励まされているので、いい気持ちで打席に入ることができた」

 その気になると、人は驚くようなことができる。9番で起用された0—0の2回2死満塁で打席に入ると、相手は難攻不落の左腕・モイネロだったが、内角に食い込んでくるスライダーを、詰まりながら中前に運んだ。これがエースを勇気づける先制2点適時打。「いい投手でチャンスは少ない。先に点が欲しかった場面で良かった」と振り返った。

 15日のオリックス戦でも、2点リードの8回無死満塁で左前適時打を放っている。これで今季は満塁機は3打数3安打4打点。吉田、清宮幸、この日から1軍再昇格となった松本剛がつないでくれたチャンスでも結果を残し、実に打率10割という満塁男ぶりを存分に発揮した。

 同点に追い付かれた直後の5回には、先頭のドラフト5位ルーキー山県が右前打で出塁すると、続く伏見はきっちり投手前に犠打を決めた。満塁だけでなく、目立たないが大事な仕事も果たし、チャンスメークにも貢献した。ただ、後続が倒れ、伊藤が6回に川瀬に勝ち越しソロを許すと、9回にも2点を失った。

 捕手としては、エースとコンビを組んで白星を逃したのは悔しい。それでも、新庄監督は「今日はモイネロ君からそこまで連打っていうのは難しいからね」とサラリ。5月に入って初の連敗となったが、首位の座は変わらない。気持ちを切り替え、21日の対決で仕切り直す。

スポーツニッポン

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