ドジャース サヨナラ勝ちで連敗を4でストップ、山本7回1安打の好投も6勝目ならず 大谷盗塁でサヨナラ演出 マンシーがサヨナラ犠飛
2025年5月21日(水)14時24分 TBS NEWS DIG
■MLB ドジャース 4×ー3 ダイヤモンドバックス(日本時間21日、ドジャースタジアム)
ドジャースの大谷翔平(30)が本拠地のダイヤモンドバックス戦に“1番・DH”で出場し、4打数1安打。打率は.311。先発の山本は7回1安打の好投も9回1死から同点に追いつかれて6勝目とはならなかった。チームは2点差で迎えた延長10回、同点に追いつき、さらに1死満塁でM.マンシー(34)の犠牲フライでサヨナラ勝ちを収めた。
前日20日は5月に入って10本目となる17号アーチを逆方向へ放った大谷、しかし、チームは今季ワーストの4連敗となった。ダイヤモンドバックスの先発はR.ネルソン(27)、今季は1度対戦し、1打数無安打、通算でも8打数1安打で3三振と苦手な投手。
ドジャースタジアムでは7年ぶりの4連敗となったドジャース、大谷の1回の第1打席、ダイヤモンドバックスバッテリーは内角へ速いボールで攻めた。カウント2−1から内角のストレートに詰まらされてレフトフライに倒れた。
先発の山本が4回まで好調ダイヤモンドバックス打線をノーヒットに抑える好投、早く援護したい4回、先頭で迎えた大谷の第2打席、ここでネルソンはあまり投げないチェンジアップを配球に混ぜてきた。カウント2−2から内角低めのストレートを捉えたが、セカンド正面のゴロ。なかなか山本を援護できない。
1対0とリードした6回、大谷の第3打席、ダイヤモンドバックス2人目、J.モリーヨ(26)と対戦。速いストレートとチェンジアップの組み立てで追い込まれると、最後は外角低めのチェンジアップでタイミングを外されてセカンドゴロ。
先発の山本は6回までノーヒットピッチングと好投、しかし、7回、先頭打者の2番・マーティにストレートを捉えられて、この試合初安打となるフェンス直撃のヒット、さらに3番・グリエルの1球目でワイルドピッチと無死二塁とピンチを迎えた。
この場面でも山本はグリエルをサードゴロ、4番・ネイラーをセカンドゴロと2死三塁。ここで前回満塁ホームランを打たれた5番・モレノ。山本も慎重になって四球を与えた。そして、6番。スミスと対戦、カウント1−2に追い込むと、最後はカットボールで空振り三振、ピンチを切り抜けた山本はマウンド上で絶叫、ベンチではチームメイトが笑顔で迎えていた。
山本は7回1安打無失点、今季最多の110球を投げて降板、1対0と最少得点差で迎えた8回、ドジャースは2人目、A.ベシア(29)が先頭打者にツーベースを打たれると、続く打者の送りバントの処理を戸惑い、内野安打にしてしまい、無死一、三塁のピンチにしてしまった。
しかし、内野フライで1アウトを奪うと、1番・キャロルを空振り三振に奪うと、ガッツポーズを見せた。そして、2番・マーティを申告敬遠で歩かせると、3人目、B.カスペリアス(26)をマウンドに送った。3番・グリエルとの勝負、2死満塁フルカウントからスライダーで空振り三振、カスペリアスはマウンド上で絶叫、ベシアもベンチで絶叫、最大のピンチを切り抜けた。
8回、1死走者なしから大谷の第4打席、ここはコンパクトにバットを合わせてレフトへのツーベースでチャンスメイク。しかし、後続が続かず得点とはいかなかった。
すると、9回1死から抑えのT.スコット(30)が、5番・モレノに3号同点ソロを浴びて、山本の6勝目が消えてしまった。そして、タイブレークの延長10回、続投したスコットが1死から1番・キャロルに15号ツーランを浴びて、3対1とリードされた。
その裏、無死二塁で先頭の途中出場、9番・T.エドマン(29)がレフト線へのタイムリーツーベースで2対3。続く大谷は申告敬遠。そして、2番・ベッツは外野フライで2塁走者のエドマンが進塁し、1死一、三塁のチャンスで3番・フリーマン。
この場面で大谷は併殺打を防ぎ、サヨナラのチャンスを作るために今季11個目の盗塁に成功、これでダイヤモンドバックスはフリーマンを申告敬遠した。そして、4番・スミスが押し出し死球で同点、そして、マンシーがセンターへフライを放ち、3塁走者の大谷がホームに還り、サヨナラ勝ち、ドジャースが連敗を4で止めた。