「真のエースが誕生している」衝撃の7回無失点9Kにファン総立ち 山本由伸を地元記者が絶賛「ドジャースが最も必要とした時に…」

圧巻のピッチングを見せる山本は現地記者にもエースと認められている(C)Getty Images

　これぞエースの投球だ。

　現地時間5月20日（日本時間21日）、ドジャースの山本由伸は、本拠地ダイヤモンドバックス戦に先発登板し、7回1安打無失点、9奪三振、2四球と好投。6勝目はお預けとなったが、メジャー自己最多となる110球を投げ、4-3のチーム勝利に大きく貢献した。防御率も1.86と再び1点台とし、メッツの千賀滉大に次ぐナ・リーグ2位へ浮上している。

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　この日は3回まで一人の走者も出さないパーフェクト投球を披露。4回に四球を与えたが、しっかりと後続を打ち取り、以降も多彩な投球でダイヤモンドバックス打線を翻弄していく。7回は先頭に初安打を許し、暴投と四球で2死一、三塁のピンチに。それでも6番パビン・スミスを空振り三振に仕留めると、マウンド上で雄叫びを上げ、会場からスタンディングオベーションが送られた。

　山本の投球内容を受け、ドジャースを専門に扱う『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は、自身のXを更新。「ドジャースが最も必要としている時に、文字通りチームを背負った。ダイヤモンドバックス打線を7回無失点に抑え、防御率は1.86に良化している。ドジャースのエースが素晴らしい投球を見せた」と反応している。

　また、同メディアのダグ・マッケイン記者は、「まさに素晴らしい投球だ。ドジャースのエースが6回までノーヒット投球を続けた。これで今季の防御率は1.86。ドジャースで久々に疑いようのない真のエースが誕生している」と絶賛。米カリフォルニア州地元紙『Orange County Register』のビル・プランケット記者は、「エースとはこういうものだ」と呟いていた。

　なお、この試合でドジャースは今季ワーストの連敗を「4」でストップ。ナ・リーグ西地区の単独首位をキープしている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]