大谷翔平の“不振”を脱する快投に米記者たちが絶賛! スイーパーに頼らなかった内容に「最も多彩な投球だった」の声

2023年5月22日(月)11時16分 ココカラネクスト

ツインズ戦で快投を披露した大谷。その内容に賛辞が相次いだ。(C)Getty Images

 惜しくも白星は手にできなかったが、大谷翔平は今季10度目の登板で快投を披露した。

 現地5月21日に本拠地で行なわれたツインズ戦に大谷翔平(エンジェルス)は「3番・投手兼DH」で先発登板。6回(99球)を投げて被安打2、1失点、9奪三振と好投した。

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 試合後のフラッシュインタビューで「ちょっと球数が多かった。7回まで投げたかったですけど、フォアボールを出している分、投げられなかった」と反省点を口にした大谷。だが、防御率6.12と打ち込まれていた過去4試合に比べれば、上々の内容と言えるだろう。

 この日は開幕時から冴えていた魔球「スイーパー」を多用せず。カットボールとスプリットを中心とした配給でツインズ打線を翻弄。圧巻は最終6回で、相手の上位打線を見事に三者連続三振に切って取った。とりわけ先頭の主砲カルロス・コレアを空振り三振に仕留めた98マイル(約157.7キロ)の4シームは、外角低めにズバッと決まる見事な一球だった。

 そんな「投手・大谷」の復調ぶりを感じさせる投球に、現地の記者やメディアも賛辞を贈っている。MLB公式サイトのブレント・マグワイア記者は「今日のショウヘイは今シーズンで最も多彩なピッチングを見せてくれた。彼は5つの変化球を10%以上の割合で投げている。5回のスプリッターとシンカーのコンボはかなり良かった」と、大谷が「感覚的に良かった球を優先した」という投球を絶賛した。

 また、MLB公式サイトは試合後の数字として、被打率がメジャー1位の.142、奪三振数が同3位の80に達したと指摘。そのうえでクオリティースタートもやってのけ、先発投手としてゲームメイクの役割を果たした大谷に「完全にマウンドで調子を取り戻した」と太鼓判を押した。

 惜しくも勝利は掴めなかったものの、疲れの溜まる連戦中のマウンドできっちりと仕事をこなした大谷。その快投は今後に大きな期待を持てるものだった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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