世界ドラコン王者誕生の第一歩 若きカイル・バークシャーが放った衝撃の433ヤードドライブ

2024年5月23日(木)17時18分 ALBA Net

たくましい腕にロングドライブのパワーが感じられるカイル・バークシャー(撮影:GettyImages)

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3度の世界ドラコン王者に輝いたカイル・バークシャー(米国)が自身のインスタグラムを更新。「これは2017年に初めて世界ロングドライブ選手権に参加した時の、私の最高のドライバーショットです」と記すと、若き日に放った衝撃の433ヤードドライブを動画で公開した。


動画に登場するバークシャーは当時21歳。今よりも髪は短く(とは言え長髪だが)、髭は蓄えておらず、心持ちふっくらとした顔は若々しさにあふれている。それでも全身を使ったショットのパワフルさ、ショット後に咆哮する姿には凄まじいものが感じられる。

「この動画は、ミッチ・グラッシングとの準決勝。彼は437ヤードという大きな数字を出したばかりだったので、私は残す4球でそれを追いかけていました」と、対戦相手を追う立場だったバークシャー。動画に映る一打は「ヘッドスピードは時速146マイル、球速は時速220マイル(どちらも当時の私の自己最速)で思い切り打ちました」とのこと。ヘッドスピードは秒速65メートル、ボールの初速は秒速98メートルと、どちらも驚異的な数字だ。それでも「残念ながらミッチの記録を抜くことは出来ませんでした。そして、この年の世界選手権での私の戦いは終了しました」と、この敗退によってこの年の選手権は終了した。
 
バークシャーは「この1週間が真の人生の転機でした 当時はプロゴルフに進むか、ロングドライブに進むのか、かなり迷っていました」と振り返る。この頃は、ロングドライブを初めてまだ8カ月ほどしか経っていなかったそうだが、夏に参加したいくつかのイベントで好成績を残していた。そして世界選手権で準決勝まで進出したことが決め手となって、「私はフルタイムでロングドライブに挑戦することに決めました。それ以来、とても楽しいドライブを続けています」と投稿を締めくくった。2017年の世界ロングドライブ選手権が、世界ドラコン王者を生み出す第一歩となる重要な大会となったのだ。


<ゴルフ情報ALBA Net>

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