手厚いサポートが魅力の本格ワンメイクレース『MINI CHALLENGE ASIA.JAPAN SERIES』開幕

2018年5月24日(木)20時50分 AUTOSPORT web

 5月13日(日)、ワンメイクシリーズ『MINI CHALLENGE ASIA.JAPAN SERIES』の記念すべき第1戦が、富士スピードウェイで開催された。


 昨年、エキシビションレースが行われたことで関心が高まっていたこのシリーズは、2002年に英国でスタートした実績のあるニューミニのレース。本国では40台以上が参戦し人気を集めているが、日本においても本格的なモータースポーツの新たな選択肢として注目されている。


 2018年シーズンは、今回の富士スピードウェイの開幕戦に続き、第2戦/第3戦が筑波、第4戦/第5戦が岡山国際、第6戦/第7戦がスポーツランドSUGO、そして第8戦は富士に戻るという、5イベント、全8レースの開催スケジュールが組まれている。

F56型MINI JCWのレース車両が使用される


 第1/8戦の富士を除き、1イベントで2レースが行われるが、レース1は予選で決勝スタートポジションを決め、レース2ではレース1の順位で1位から5位までをリバースポジションでスタート。より白熱したバトルが期待できる工夫も盛り込まれている。


 F56ミニJCWをベースに開発されたワンメイクマシンは、6速シーケンシャルミッションを搭載し、最新型TFT ダッシュモニター型のデータロガーも装備するなど、その仕様は本格レーシングマシンそのもの。タイヤはピレリがバックアップし、スリック、レインともにそれぞれ数種類のコンパウンドを用意する。

使用されるタイヤはピレリのワンメイクだ


 エントラントに対する手厚いサポートも好評だったようだ。レースは予選がドライ、決勝はあいにくの雨もようとなりコースはヘビーウエットとなったが、めまぐるしく変化する状況にもスタッフやメカニックが迅速かつ柔軟に対応し、エントラントはストレスなくレースに集中することができた。


 もうひとつ大きな魅力となっているのがホスピタリティの充実だ。ドライバーだけでなく応援に訪れた同伴者も快適に過ごせるよう、ポスピタリティコーナーを用意。今回はフードアレンジャーとして活躍するキムラカズヒロ氏によるランチビュッフェが大好評だった。

充実したホスピタリティが魅力のひとつとなっているMINI CHALLENGE
毎戦ラウンジが用意される
キッズコーナーも設けられた


 なお、ミニ・チャレンジに参戦するには、890万円のレース専用車を購入する方法のほかに、『レンタルレースカープラン』という選択肢も存在する。


 これは、車両レンタル費用のほか、レースのエントリー費用、レーシングカー運搬費、スペアタイヤ、メンテナンスなどレース参戦に必要とされる項目をすべてパッケージ化したもの。シーズン通しての『年間エントリープラン』のほか、手軽に参戦できる1イベントごとの「スポット参戦プラン」も設定されているところがうれしい。


 さて、このように参戦しやすい体制が整えられたMINI CHALLENGE ASIA.JAPAN SERIESだが、開幕戦は10台が出走。前述のとおり決勝はウエットコンディションでセーフティカースタートとなったが、その後も雨の勢いは衰えず、3周したところで赤旗中断。レースは終了し、予選結果のまま順位が確定することとなった。


 優勝は山田遼選手、2位は一條拳吾選手、3位は村田信博選手で、山田選手と一條選手は、オーディションからシートを勝ち取ったスカラシップドライバー。このほか開幕戦の顔ぶれは、スーパーGT等で活躍した松田秀士選手、S耐チャンピオンの後藤比東至選手、さらには中国、タイからエントリーするプロドライバー幅広く、第2戦以降も激しいバトルが繰り広げられることは間違いないだろう。

1位を獲得した山田遼(中央)はオーディションで選抜されたドライバーだ


 そんな、MINI CHALLENGE ASIA.JAPAN SERIESの詳細については下記のオフィシャルサイトを参照いただきたい。
https://minichallenge.jp

次戦は筑波サーキットで開催。1デイ2レース開催となる
開幕戦にエントリーした10人のドライバー
ピットロードに並べられたマシン


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