お化けフォークを打ったのは鈴木誠也! 5年ぶりの対決を制す“本塁打級”の二塁打に米記者も絶賛「強烈だった」

2023年5月25日(木)12時4分 ココカラネクスト

千賀の伝家の宝刀を打ち砕いた鈴木。その打棒に賛辞が集まった(C)Getty Images

 注目の日本人対決は、絶好調だった28歳のスラッガーに軍配が上がった。

 現地5月24日に本拠地で行なわれたメッツ戦にカブスの鈴木誠也が「5番・ライト」で先発出場。相手先発だった千賀滉大とメジャー初対決に臨み、3打席の対戦で2打数1安打、1打点、1四球だった。

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 2回裏に迎えた初対決は、打席に立った鈴木がファウルで粘り、フルカウントからの8球目、外角へのフォークを見送って四球で出塁。そして迎えた第2打席にカブスの背番号27は、千賀の“伝家の宝刀”を捉える。

 1対2とカブスが1点を追っていた3回裏に2死二塁の絶好機で打席に入った鈴木は、カウント0-1からの2球目、千賀が投じたフォークをジャストミート。101.4マイル(約163.1キロ)で打ち出された打球はあっという間にレフトフェンスを直撃。二塁走者を悠々とホームへと返す値千金のタイムリーツーベースとなった。

 その後の5回無死一塁で迎えた第3打席は、鈴木が内角高めのカットボールを打ち損じる形でキャッチャーへのファウルフライに。千賀が5回で降板したため、2018年の日本シリーズ以来となる両雄の対決は終了した。

 ここまで通算9打数1安打4三振(球宴の成績を含む)と千賀に抑え込まれていた鈴木。そのなかで、相手の伝家の宝刀である「お化けフォーク」を打ち砕いたのは、ボールが落ち切っていなかったとはいえ、成長のひとつと言えよう。ちなみに今季に千賀のフォークがハードヒット(長打)を許したのは、これが初めてであり、メジャーリーグで初めて“痛打”された形となった。

 ありとあらゆる打球データを収集している『Would it dong』によれば、全30球場中15球場でホームランとなるハードヒットを放った鈴木には、さっそく地元メディアからも賛辞が寄せられている。

 アメリカ版ヤフースポーツのフィリップ・マルティネス記者は「センガは今シーズンの多くの場合と同様にコマンド(制球)に問題を抱えていた」と指摘したうえで「セイヤ・スズキが日本の同胞から放った当たりはホームランに近い形の強烈なツーベースだった」と絶賛した。

 なお、鈴木の同点打で勢いづいたカブスはメッツを4対2で撃破。今カードの勝ち越しを決めている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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