WBA王者・堤聖也「楽しい感じになってきた」 統一戦熱望の武居由樹について「隙があるにはある」

2025年5月28日(水)21時46分 スポーツニッポン

 ◇プロボクシング WBO世界バンタム級タイトルマッチ 王者武居由樹(大橋)<12回戦>同級7位ユッタポン・トンデイ(タイ)(2025年5月28日 横浜BUNTAI)

 WBO世界バンタム級王者・武居由樹(28=大橋)が挑戦者で同級7位ユッタポン・トンデイ(31=タイ)を1回2分7秒TKOで破り、2度目の防衛に成功。ボクシングデビューから11連勝とした。世界戦3戦目で初のKO勝利を挙げた。試合後にリングサイドで観戦していたWBA同級王者の堤聖也(29=角海老宝石)が取材に応じて、武居の世界戦そして今後について言及した。

 「楽しい感じになってきましたね」

 武居は横浜に衝撃を与えた。1R開始から強い圧力でリングを制した。そして左ストレート一閃でダウンを奪うと、そのまま圧倒した。ラッシュで2度、3度と挑戦者をひざまづかせた。わずか127秒で試合を終わらせた。

 堤は「よかったすね〜」と開口一番。「2回目のダウンで止めると思ったが、止めるの遅いくらい。2回目3回目より、一発目でダメージ食らっていた」と試合を振り返った。

 試合後、武居は「まずは指名試合をクリアしたら誰だってやるので、もう1本ぐらいベルト欲しいですね」と統一戦を熱望。堤は「ほぉ」という納得の表情から笑顔を見せていた。

 「僕(リングに)上がった方がよかったっすかね?」と冗談を交えながら「そういうふうに応えてくれているならこっちとしてもありがたい。いいんじゃないかな?僕も武居選手もやらなきゃいけない試合がある。それを無事クリアして、いいタイミングでできるんじゃないかな?僕もこけずにやってしっかり…楽しい感じになってきましたね」と対戦を楽しみにした。

 武居戦のイメージについて「あんまり考えてはいない。リスクは高い選手。今日の試合でも隙があるにはある。けど、それを無視するくらい強かった。対戦相手として、より怖さはある選手だという印象は強まった」と明かした。

 最後に「今日の試合見せられると、4人の日本人チャンピオンの中で下の方に入っちゃったかな?俺ドローだし(苦笑)頑張んねーと。今日のインパクトは凄いあった」と今後に向けてモチベーションを高めた様子だった。

スポーツニッポン

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